さらに条件を追加する
LIBRARY

トイレにタンポン・ナプキンを流しても大丈夫?正しい処分方法

さまざまな暮らしに役立つ情報をお届けします。

対応カテゴリ
サブカテゴリ
トイレにタンポン・ナプキンを流しても大丈夫?正しい処分方法

説明 トイレにタンポンを流してしまった、気づかないうちに外れてしまって流したときに気づいたなんてことはありませんか?おそらくサイズの小さいタンポン1個であれば、そのまま流れていくかと思いますが。ふと我に返るとそのまま流してもよかったのか、トイレを詰まらせることはないのか気になりますよね。今回はタンポンやナプキンなど生理用品は流しても大丈夫なのか解説していきます。

※当サイトは、アフィリエイト広告を掲載しています。

トイレにタンポン・ナプキンは流せるの?

タンポンやナプキンをトイレに流す事は大変危険です。トイレには流せるものと流せないものがはっきりと分かれています。もしトイレに落としてしまった場合でも流そうとはせずに取り出す事をオススメします。

流すことができない理由

トイレに流すことができない理由としては、詰まりの原因となってしまうからです。タンポンやナプキンは水を含むと膨張してしまう性質を持っています。一度詰まらせて業者に取り出してもらった方ならご存知かもしれませんが驚くほど膨張します。トイレの排水口から繋がる配管は太くはありませんので、隙間もなくふさがって簡単に詰まらせてしまうのです。

メーカーでも流すことは推奨されていません

参考までに生理用品の大手メーカーであるユニ・チャームでもタンポンやナプキンをトイレに流すことはできないと説明されています。


“Q. 使った後はトイレに流せるの?
A. トイレには流せません!アプリケーターや個包装、吸収体は、トイレに備え付けのサニタリーボックスなどに捨ててください。”

『引用:ユニ・チャーム タンポンNavi Q&Aより


タンポンやナプキンはトイレに流してはいけない代表的な物のひとつ

タンポンやナプキンはトイレを簡単に詰まらせてしまうので、トイレに流してはいけない代表的な物のひとつとなっています。そのため不特定多数の方が利用する公衆トイレや店舗などのトイレには張り紙などで注意喚起してあることがあります。

トイレに流してはいけない代表的な物

タンポンやナプキンなど生理用品以外にもトイレに流してはいけないものとしては下記のような物も流してはいけませんので覚えておきましょう。


ティッシュペーパー

一度試してみてほしいのがトイレットペーパーとティッシュペーパーを同じ量を水に浸けてみて下さい。トイレットペーパーは溶けていくのに対してティッシュペーパーは同じ形を保ったままになっていると思います。半日以上待てばティッシュペーパーも溶け始めますが、これがトイレの排水管の中だと考えてみましょう。半日以上待たないとティッシュペーパーは溶けていきませんが、何人も利用する可能性のあるトイレでは半日も待てませんよね。溶けないまま何か流してしまうと引っかかってしまい、だんだんと詰まってしまいます。


赤ちゃん用、化粧用ウェットティシュ

赤ちゃん用、化粧用、掃除用などのウェットティッシュは、トイレットペーパーと違って水に溶けにくい性質をもつ不織布で引き裂き抵抗が強いため簡単に分解されにくい素材です。トイレに流してしまうと下水道と下水処理場に深刻な影響を与えかねません。可燃ごみとして処理することが推奨されます。


綿棒

綿棒は小さく水に溶けにくいという性質のため、下水処理場で処分されずに排出されてしまうことがあります。そして最終的には川や湖に戻ってくることになります。間違えてトイレに落としてしまった場合でも、小さくて流れるから大丈夫と思うのではなく拾うようにしましょう。


近代の下水処理施設で医薬成分を完全に除去することはできず、施設によってはまったく処理できないところもあるようです。トイレに医薬品を捨ててしまうと汚水で医薬成分がさらに凝縮してしまい、環境への負荷が高まります。世界的にみても平均で約40%の医薬成分しか除去されていないそうです。つまり下水処理施設できれいになった水でさえ、医薬成分をある程度残したまま地下水に返っていると考えられます。


ペンキ、ニス、化学製品

ペンキやニスなどの化学製品は液体ですので簡単に流れてしまいますが、危険なのはそのあとです。下水道で爆発性ガスや有毒ガスを発生する可能性があります。そうなってしまうと下水処理場の機能が失われるだけでなく、人体にも危険な影響を与えてしまいます。化学物質は医薬品と同じで下水処理場で全て分解できるとは限りませんので、下水に流すのは非常に大きなリスクを伴います。


猫のトイレ

人間と同じ排泄物だから大丈夫と思うかもしれませんが、実は猫の排泄物は人の排泄物と比べて水に溶けにくいという特徴があり、排泄物の中に毛も多く含まれていることがあります。そのため配管に詰まりやすい存在です。塊になりやすい猫砂と毛を含んだ溶けにくいフンが一度に流れることでトイレ詰まりを引き起こす可能性が高くなってしまいます。猫の排泄物の処理に関しては自治体や物件によっても異なる場合がありますので、自治体や物件を管理している管理会社に確認しておくと安心です。


食べ物の残飯、油、脂肪分

トイレに流した残飯や皿洗いの際に排水溝に流れた油はネズミなど害獣や害虫を寄せ付けてしまいます。また、脂肪分は流れず排水溝に蓄積して詰まりを引き起こす原因となってしまいます。

トイレに流せる物

トイレに流せる物としては基本的には水に“すぐに”溶ける物である排泄物やトイレットペーパーです。排泄物とトイレットペーパーは水に溶けやすく水の勢いも相まってすぐに細かく分解されます。

昨今のトイレは節水型のタンクレストイレがありますが、タンクがあるトイレと異なる点は水の勢いが弱いことです。水の勢いが弱いと流れづらくなってしまうので、排泄物やトイレットペーパー以外は余計に詰まりやすくなってしまいます。今までは流れていたけれど、タンクレストイレにリフォームしたら詰まってしまったという事もありますので注意しましょう。

タンポン・ナプキンの正しい処分方法

タンポンやナプキンの正しい処分方法は汚物入れに入れて可燃ごみとして処分するようにしましょう。衛生面も踏まえてトイレットペーパーなどの紙に包んで捨てると良いでしょう。

みんながやっている処分方法

女性同士であってもなかなか話題にしづらい使用済み生理用品の処分方法ですが、他の人はどのように処分しているのでしょうか?アンケートがありましたのでご紹介します。


“Q.使用済みのナプキンは新しいナプキンの包み紙とトイレットペーパーどちらに包んで捨てますか?
第1位「新しいナプキンの包み紙」54.6%
第2位「両方」25.7%
第3位「トイレットペーパー」16.9%
第4位「包まない」2.8%“

『引用:マイナビウーマン

ナプキンであれば、包み紙がありますので新しい包み紙に包んで捨てることが多いようです。タンポンの場合は包み紙がありませんので、トイレに必ずあるトイレットペーパーに包んで捨てるという意見が多いようです。

可燃ごみに出しても大丈夫なのか?

環境問題が気になる方もいるかもしれませんのでご説明しますと、タンポンもナプキンも燃やす事でダイオキシンが発生する成分は基本的には含まれていません。安心して可燃ごみとして処分しましょう。

また、タンポンのアプリケーター、フィンガーベール等についての処分方法は、プラスチックであればお住まいの自治体の指示に従って処分します。箱等、紙のものは可燃ごみとして処理しましょう。

トイレにタンポンやナプキンを流してしまったときにやるべきこと

もしトイレにタンポンやナプキンを流してしまったときにはご自分でもできる対処方法があります。予想していなかった出来事が起きてしまったので慌ててしまうかと思いますが、心を落ち着かせてまずは下記の方法を試してみましょう。

手で取り出してみる

はじめにできる事として中を覗いてみてタンポンやナプキンが見える状態であれば、手で取り出すようにしましょう。直接手を入れるのではなく、ゴム手袋をはめるなど細菌が付かないよう十分に準備してから行います。つかんでみて引っかかりを感じないようであればそのまま取り出しましょう。引っかかりを感じるようであれば、無理に引っ張らずに業者に依頼することもオススメします。

トイレの排水口は複雑に入り組んで簡単に取れないことも多く、無理に引っ張ってしまうと便器の故障や異物が分解されて残った部品などが便器の中に残されてしまう場合があるからです。この方法を行ったあとは必ず殺菌消毒のため、入念に手洗いするようにしましょう。

汚水桝をガードする

中を覗きこんでみてタンポンやナプキンが見当たらないようであれば次に汚水桝をガードします。上記のやってはいけないことでご紹介した水を流すことをしていなければ、タンポンやナプキンは比較的近い位置(便器内部の汚水路)にまだ詰まっている可能性があります。

まずは汚水路より奥にある排水管に流れていかないようガードしておく必要があります。トイレの近くにある汚水桝にスコップなどを差し込み、それ以上流れていかないようにしましょう。あくまで流れていかないようにするだけですので、強く差し込んで配管の中を傷つけたり、穴を完全に防いでしまうような物は入れないようにしましょう。

この方法は一戸建て住宅の場合に限り可能な方法です。マンションなど集合住宅の場合は基本的には汚水桝を確認することはできません。集合住宅にお住まいの方は他の住民に迷惑をかけてしまう可能性もありますので、管理会社や水道業者に相談するようにしましょう。

タンポンやナプキンによる詰まりを確認するため排水テストをする

今度はタンポンやナプキンによる詰まりが起きていないかどうかの簡単な排水テストを行います。用意するものはトイレットペーパーだけで大丈夫です。トイレットペーパーをゴルフボールやピンポン玉と同じぐらいの大きさに丸めます。これを6~7個ぐらい作って一度に流しましょう。

流したあとは先程スコップなどでガードした汚水桝を確認します。排水テストをするときは、流す人と汚水桝の中を確認する人の2人で役割を分担して行えば見逃しづらくなると思います。排水テスト結果によって下記の3パターンのどれかになるかと思います。

このテストは便器の中の水位に異常がない場合のみ行って下さい。水が溢れてしまいそうな状況であれば、すでに詰まりが起きていますのでそれ以上水を流さないで下さい。

トイレットペーパーと一緒にタンポンやナプキンが流れてきた

このパターンですと非常にラッキーです。問題箇所を見つけるどころか、問題を解決したことになります。あとは出てきたタンポンやナプキンを取り出して問題解決です。

トイレットペーパーだけが流れてきた

トイレットペーパーのみが流れてきた場合は、その汚水桝よりも先の排水管に流れてしまった可能性があります。トイレが問題なく使用できた場合でも、後に大きなトラブルになりかねますので業者に相談されることをオススメします。

トイレットペーパーが流れてこない

トイレットペーパーも詰まってしまっている状態です。また、タンポンやナプキンも汚水桝よりも手前に引っかかっていると考えられます。放っておくとトイレが詰まって便器から汚水が溢れてしまうことになります。もしこの状態であれば業者に相談されることをオススメします。

自己解決しない場合は業者に依頼する

蛇口の水圧が弱いといった、水まわりのトラブルの原因は一つだけではありません。上記でご紹介した対処方法でも解決しない場合があります。そんなときは水道修理業者に依頼することで水漏れ修理を解決してもらえます。


水道修理業者の選び方

水道修理業者に依頼する際には選び方にも注意しましょう。独立行政法人国民生活センターが公開している 「消費生活相談情報」によると、修理サービスに関する相談件数の内、2016年は12,865件※1と年々増えており、1日に約35人の方が業者とのトラブルに遭うといった現状ですので、業者を選ぶときは注意が必要です。

水道業者のホームページをいくつか見てみると、料金の説明が全て○○円~という表記しかないページを見かけますが注意しましょう。早く直したいと焦ってしまうと「~」の表記に気付かなくて安いと思い込みそのまま依頼すると、全然違う料金だったということにもなりかねません。

電話で問い合わせをしたときには、他に追加される料金はないのか(見積り料や出張費など)を必ず確認しましょう。このような複雑な料金システムなどホームページに書かれていないような質問をして丁寧で分かり易い回答をしてもらえるかどうかでも、信頼できる業者なのか判断しやすくなると思います。
『※1 引用:国民生活センター 2016年度のPIO-NETにみる消費生活相談の概要より

以前利用したことのある信頼のできる水道修理業者や、知り合いの紹介などで業者を探すことができれば安心ですが、もしそうでなければ自分で業者を探す必要があります。そのとき簡単に探す方法としてはインターネットで探す方が多いと思います。そこでインターネットで業者を探すときの注意点をまとめました。

料金の掲載内容に注意する

ホームページでは確定金額で掲載されていることは稀で「○○円~」というような表記をよく見かけると思います。思わず安く見えてしまったりするのですが、実際に依頼してみると料金が全然違ったということも少なくはありません。

これは症状によって使う道具や、設備の分解(トイレの脱着など)、そして修理が必要な範囲(配管の長さ等)によって料金が異なるためです。そのため業者が来てもいきなり作業を依頼するのではなく、必ず見積りを依頼しましょう。

態度やマナー

見積りを依頼するための電話対応や現場スタッフの案内方法によっても本当に信頼できるのかを見る事ができます。気になることを質問して納得のできる回答をしてくれるかどうかでも安心感は異なると思います。見積りについても分かりやすい説明で納得ができれば、そのまま作業を依頼しても良いと思います。

実績で選ぶ

業者のホームページをみると実績を載せている業者もいます。創業年数や実績件数など数字でわかる業者のステータスが実績です。実績が長い程、様々な現場を見ていますので、ノウハウを蓄積しており様々なケースに対応してくれることもあります。

作業ではなく、まずは見積りを依頼する

作業を依頼する前に必ず見積りをとってもらうことが大切です。どんな作業内容で修理をして、いくらかかるのかをしっかりと説明してもらいましょう。修理費用やスタッフによる説明を聞いて、安心できる対応であれば作業を依頼するようにしましょう。

見積りを依頼するのであれば出張見積り・キャンセル料が無料の水道業者もありますので、そのような業者を利用すると安心して見積りが依頼できると思います。

生活救急車では出張見積りは基本無料で駆けつけております。基本無料というのは高速道路上にある建物など、有料道路を使わなければお伺いできない場合や、キッチンの配管部品の脱着など作業を伴う場合は有料見積りになりますが、もし料金が発生する場合は必ず事前にお客様のご了承いただいた上で対応いたします。そのため、お伺いしたとしても「勝手に有料になるお見積りをする」ということはございません。安心して見積りをご相談下さい。


生活救急車 編集部
生活救急車 編集部
生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
株式会社小学館が発信するライフハックサイト「@DIME」でレスキューなびのお役立ち記事が紹介されました。
生活救急車はフジテレビの「世界の何だコレ!?ミステリー」「林修のニッポンドリル」「おたすけJAPAN」など、数々の"開かずの金庫"のテレビ番組でも取り上げられたことのある会社です。
  • 生活救急車YouTubeアカウント
  • 生活救急車Xアカウント
ユーザー評価:  4.0 (2件)