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防音ガラスの交換費用価格相場!効果とメリット・デメリット

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防音ガラスの交換費用価格相場!効果とメリット・デメリット

説明 外の道路の車の音がうるさかったり、自宅でピアノなどの楽器の練習をしたり、子供が生まれて遊び回るようになったりで、音が漏れたり入ってきたりが気になって防音ガラスに交換しようか迷っていませんか?ネットなどで検索すると、防音ガラスのいい情報は入ってきますが、悪い情報はあまり入ってこなくて不安という人も多いかと思います。そこで、ここでは防音ガラスの基本的な説明からメリット・デメリット、交換にかかる費用やオススメの製品などについてご紹介したいと思います。

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防音ガラスとは

防音ガラスとは、主に合わせガラスに防音効果のある特殊な中間膜を使ったガラスや、複層ガラスなどで防音効果の高いガラスのことをいいます。屋外の音は、壁や窓などを通して屋内に伝わりますが、ガラスは音を伝えやすいため窓ガラスに対策をすることで大きな防音効果が期待できるとされています。

防音ガラスの構造

防音ガラスの種類によって、色々な構造があります。メーカーの製品によっても種類が豊富にあるため、よくあるタイプの防音ガラスの構造について2つご紹介したいと思います。

防音合わせガラス

合わせガラスの中間膜に防音効果のある特殊な中間膜を使ったものが、オーソドックスなタイプの防音ガラスです。合わせガラスなので、2枚のガラスを使っており、その間に中間膜が挟まれています。

防音合わせガラスを使った複層ガラス(ペアガラス)

複層ガラス(ペアガラス)の種類によっては、ガラスを防音合わせガラスを片側に使った複層ガラスなどがあります。ガラスには、コインシデンス効果と呼ばれる特定の周波数でガラスの防音性能が低下するという現象が起こることがあります。複層ガラスであれば、異なる2種類のガラスを使うことができるので、このコインシデンス効果を抑えるのにも効果があります。

ただし、複層ガラスならではの低音域共鳴透過とよばれる、ガラスの間の中空層で共鳴が生じて低音域が漏れやすくなるといった効果もあるので、ガラスを選ぶ際は状況に適した防音ガラスを選ぶ必要があります。

防音ガラスの性能について

防音ガラスの性能は、使用するガラスの厚みや種類だけでなく、窓サッシの状態にもよって防音性能が変わってきます。ガラス部分のみを防音ガラスにしても、普通のアルミサッシを使っていればサッシの隙間やサッシ自身を通して音が屋内に入ってきたり、屋外に出て行ったりします。

そのため、車の移動が多い場所で寝起きしている場合や、屋内でピアノなどの楽器練習をするために防音ガラスに交換するといった場合は、サッシも防音効果の高いものに交換した方がいいこともあります。

防音ガラスと厚みの関係

防音ガラスに交換しようと思っている人で、よくある間違いが”ガラスの厚み”に関する間違いです。ガラスを厚いものにすれば、それだけ防音性能が上がるだろうと普通は考えますよね。実は、先ほども少しお話しましたが、コインシデンス効果というものがあり、ガラスは特定の周波数域で防音性能が落ちる現象が起こります。

そのため、厚い防音ガラスを使っていても、特定の周波数の音だけが聞こえてしまう、漏れてしまうということは起こりうるのです。薄いガラスの場合は高音域が透過しやすくなり、厚いガラスになると中音域の音が透過しやすくなります。

防音ガラスの種類について

防音対策では、窓ガラスだけでなく窓サッシの交換などが必要な場合もあります。そのため、色々なガラスを検討されることになり、どれを選んだらいいのか分からなくなってしまうということもあります。そこで、よく防音対策で使われる窓ガラスや窓サッシの種類について3パターンご紹介したいと思います。

合わせガラスタイプの防音ガラス

一番オーソドックスな、2枚のガラスの間に防音効果のある特殊中間膜を挟んだ防音ガラスです。ペアガラスの場合は、中空層があることによってアタッチメントを取り付けたり・サッシの交換が必要だったりといったことがありますが、合わせガラスの場合は大体のものがそのまま取り付けることができます。(関連記事=>『合わせガラス修理交換割れ替え費用価格!効果とメリット・デメリット』)

ペアガラス(複層ガラス)タイプの防音ガラス

ペアガラス(複層ガラス)タイプの防音ガラスは、防音対策だけでなく、冬場の結露軽減・防止効果や断熱効果なども期待できるガラスです。(関連記事=>『複層ガラス修理交換割れ替え費用価格!効果とメリット・デメリット』『ペアガラス修理交換割れ替え費用価格!効果とメリット・デメリット』)

一般的なペアガラス自体には防音効果は期待できませんが、ガラスに防音合わせガラスなどを使用したり、自動車にも使われているレゾネーターと呼ばれる特定の周波数域の音を軽減させる部品を中空層に入れることで高い防音効果が期待できるガラスです。複数の機能性を取り入れたいという人に、よく選ばれているガラスです。

二重サッシ(内窓)タイプの防音ガラス

二重サッシ(内窓)を取り付けることで、防音対策をされる方もいらっしゃいます。製品にもよりますが、大手サッシメーカーは既存サッシをそのままにして追加で取り付けることのできる二重サッシ(内窓)を開発しています。二重サッシ(内窓)自体が、複層ガラスと同じように結露軽減や断熱効果が期待できる窓ですので、複数の機能を求める人にも向いています。(関連記事=>『二重サッシ・内窓取り付けリフォームの効果とメリット・デメリット』)

またオプションなどで、二重サッシ(内窓)のガラスを防音合わせガラスにした防音に特化した二重サッシ(内窓)もあります。サッシ交換をする必要がなく、費用を抑えつつ高い防音効果を得たいという人に選ばれています。

よくある防音ガラスの疑問

防音ガラスに交換しようと思ってネットで調べていると、次から次へと知らない単語などが出てきて調べきれないという人も多いかと思います。そこで、問い合わせでよくある防音ガラスの疑問について3つご紹介したいと思います。

防音ガラスは引戸にも取り付けられる?

引戸であっても、防音ガラスを取り付けること自体は可能です。ただし、防音ガラスを取り付けたとしても、引戸の隙間から音が漏れる可能性があるため、高い防音効果を望むのであれば、気密性の高い引戸に替えるといったリフォーム工事をした方がいいでしょう。

防音ガラスは防火区画でも取り付けられる?

防火区域に家がある場合は、ガラスも耐火基準を満たしたガラスを取り付ける必要があります。防火区域内か、準防火区域内かなどによって基準などが変わってきますが、二重サッシ(内窓)や複層ガラスと合わせることによって防音ガラスを取り付けることが可能な場合もあります。住んでいる地域や建物の構造によって変わってきますので、最初に住んでいる自治体の役所窓口に問い合わせるなど公的機関で確認をした方がいいでしょう。

防音シートや防音フィルムと防音ガラスに違いはある?

既存の窓ガラスに貼り付けられる防音シートや防音フィルムといったグッズで、防音ガラスと同じ効果が得られるのかという疑問を持っている人もいらっしゃいます。質量のある防音シートであれば効果はあるかと思いますが、高性能なものほど値段が高くなるため防音ガラスに交換するのと値段が変わらないということもあります。そのため、確かな防音効果を望んでいるのであれば防音ガラスへの交換をおすすめいたします。

防音ガラスに交換する前に知っておきたいこと

「あまりよく分からないけど、とりあえず防音ガラスに交換したら全然効果が無かった。」という話を聞くことがあるかと思います。防音ガラスなど、窓ガラスを高機能なものにする場合は費用が高くなるためなるべく安く抑えたいと思う人が多いかと思います。効果の程にもよりますが、なるべく費用を抑えて窓を防音効果のある窓にする方法はありますのでご紹介しておきたいと思います。

窓サッシにも防音タイプがある

この記事の中でも何度か紹介していますが、窓サッシにも防音タイプのものがあります。防音ガラスだけを交換しても、サッシが通常のアルミサッシなどであればピアノや車の走る音などは充分に防ぐことはできないかと思います。そのため、高い防音性能を求める人達には、防音性能の高い樹脂製のサッシなどが人気です。

とはいっても、防音ガラスと一緒にサッシも交換するといった場合は費用が高くなりがちです。一戸建てで、それなりの防音効果があればいいという人もいらっしゃるかと思います。そういった場合は、2重サッシ(内窓)を取り付けるといった方法がオススメです。

遮音性能を上げたいなら2重サッシ(内窓)併用

既存の窓ガラスやサッシのままで、内側に2重サッシ(内窓)を取り付けることで窓の防音性能・遮音性能を上げることができます。

2重サッシ(内窓)は、大手メーカーなどが既存サッシや窓ガラスのままで取り付けられるようになっているものが開発されています。費用も、ガラスとサッシ交換をするよりも比較的安く抑えられることがあります。

防音ガラスに交換する際は、見積りなどを複数取られるかと思いますので、その見積りの際に2重サッシ(内窓)の見積りも依頼するといいでしょう。

防音ガラス(窓サッシ)のメーカーと製品比較

YKKap

CMが流れているので、知っている人も多いYKKapも防音ガラスを開発しています。実は、YKK AP株式会社はYKK株式会社の建築用建材を扱うアルミ建材メーカーです。そのため、服に使われているチャックなどで見かけるYKKとYKKapは大元は同じ会社なのです。また、会社名はYKK AP株式会社と全部大文字ですが、ロゴはYKKapと「ap(Architectural Products)」だけ小文字になっています。

異厚複層ガラス

異厚複層ガラスと聞くと、難しそうに感じるかもしれませんが、簡単に言うと2枚のガラスの厚みが違うタイプの複層ガラスです。このガラスは、防音・遮音効果を重視する方におすすめです。よく「2枚とも分厚いガラスにすれば、防音効果も2倍!」と思っている方がいらっしゃいます。実は、ガラスの厚みによって防げる音の周波数などが違っているのです。

難しい説明になるため省きますが、音にはコインシデンス効果や共鳴透過現象といった現象があります。内と外で厚みの違うガラスを使うことにより、これらの現象を抑えてより高い防音・遮音効果を得ることができます。

YKKapには、他にも防犯合わせガラスというような防犯効果や防音効果、断熱効果、結露防止効果も合わせもった複層ガラスもあります。

LIXIL

LIXILは窓ガラスだけでなく、ガラスやキッチン、インテリア建材やフェンスから太陽光発電など、住宅に関わる製品を開発・販売している大手メーカーです。トステムという名前を知っている人も多いかと思いますが、トステムは現在LIXILに統合されています。

インプラスウッド/インプラス

LIXILの二重サッシ(内窓)「インプラスウッド/インプラス」は、既存の窓サッシを取り替えることなく、新しい二重サッシ(内窓)を取り付けることができます。二重サッシ(内窓)に使えるガラスも、防音ガラスだけでなく、防犯ガラスや複層ガラス、和紙調ガラスなど色々な種類から選べます。

セントラル硝子

窓ガラスや、自動車用のガラス、電子機器のガラスなど、様々な種類のガラスを開発・製造しているガラスメーカーです。

ペアレックスソネス ネオ

ペアレックスソネスネオは、複層ガラスタイプの防音ガラスです。異なる厚さのガラスを2枚使用し、中空層に特殊なガスを使うことで防音効果と断熱性能を発揮します。ちなみに、ラミレックスソネスという、防音合わせガラスもあります。

日本板硝子

真空ガラススペーシアという、窓ガラスに世界で始めて真空ガラスを使うことに成功したガラスメーカーです。スペーシア静などの高い防音効果や断熱性能を誇るガラスもありますが、通常の防音ガラスも取り扱っていらっしゃいます。

ソノグラス

ソノグラスは、2枚のガラスの間に遮音性能を高める特殊な中間膜を使った合わせガラスです。音域全体にわたる遮音性能に強みがあるようです。また、ガラスが割れてしまっても、飛散や脱落がほとんどないという特徴も持っています。

旭硝子

建築用ガラスや機械のディスプレイ用ガラスなど、ガラス製品の開発・製造を行っているのが旭硝子株式会社です。あまり知らないという人もいるかもしれませんが、硝子業界では大きな会社です。

マイミュート

複層ガラスの中に、レゾネーターと呼ばれる特定の周波数域の音を軽減する部品が入った防音ガラスです。複層ガラスになっているので、防音対策だけでなく、結露対策や断熱対策にもオススメです。また、同じ旭硝子の製品でラミシャットという合わせガラスに防音効果のある特殊な中間膜を使ったものもあります。

防音ガラスの交換費用・料金について

防音ガラスに交換する際に種類以外で気になるのが、交換にかかる費用や料金かと思います。ガラスの業者によって、出張料や見積り料がかかったり、作業ごとの細かい料金設定が異なるということはよくあります。そこで複数の業者に見積りを取られるかと思いますが、事前にどれくらいの料金がかかるのかの目安を知りたいという人もいらっしゃるかと思いますので、一例などをご紹介したいと思います。

生活救急車で防音ガラスを交換した場合の料金実例

当サイトの運営者である生活救急車で、防音ガラスを交換する際にかかる料金はお電話ではなく、現地でサッシやガラスの厚み、種類などを確認させていただいてからお見積りをお出しさせていただいております。そのため正確な見積りは現地対応になりますが、今までに実際に対応させていただいた実例と料金例を「事例を探す」ページに掲載させていただいております。一例として、その一部をご紹介したいと思います。

  • ・空き巣に割られた厚めの防音くもりガラスの割れ替え→64,800円
  • ・防音対策のためにペアガラスに交換と破れていた台所の網戸張替え→113,800円

一例ですが、ガラスのサイズや種類、施工内容によって上記のように値段に開きが出ることがございます。

そのため、見積りは基本無料で対応させていただいております。見積りが有料になるのは、高速道路や橋などの有料道路を通らないといけないような場所の場合に、その実費がかかります。

ただし、その場合でも事前にお客様に料金が発生することをご了承いただいてから伺うようにしておりますので、いきなり到着して料金請求をすることはありませんのでご安心ください。

まとめ

今回は、防音ガラスのメリットや種類、よくある疑問などについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。窓ガラスの防音対策は、ガラス交換だけでなくサッシ交換や2重窓(内窓)の取り付けなど色々な対策があります。費用などについても、実施する対策によって異なりますので騒音対策などで防音ガラスへの交換を検討されている方は、お気軽に生活救急車に見積り依頼をしていただければと思います。ガラスのことならガラス修理ガラスリフォームの出張ガラス屋のガラスの生活救急車へ。

生活救急車 編集部
生活救急車 編集部
生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
株式会社小学館が発信するライフハックサイト「@DIME」でレスキューなびのお役立ち記事が紹介されました。
生活救急車はフジテレビの「世界の何だコレ!?ミステリー」「林修のニッポンドリル」「おたすけJAPAN」など、数々の"開かずの金庫"のテレビ番組でも取り上げられたことのある会社です。
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隣りの騒音で悩んでいたので、参考にさせて貰います。

参考になりました