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説明 「トイレの便器を掃除しているとヒビ割れを発見した。」「水漏れした原因を調べていると便器にひび割れが起きていた」「便器のひび割れを修理したい」こんなお悩みはありませんか?毎日使用しているトイレですのでひび割れがあるとそのまま使用してもよいのか悩んでいる方もいると思います。今回はひび割れしてしまう原因と補修方法についてご紹介します。
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トイレ便器のひび割れが起こって困っていませんか?
便器のひび割れは放置していると水漏れが発生して不衛生なだけでなく、床材の劣化などのトラブル発生の原因になることがあります。
そのため、できるだけ早めに業者に修理を依頼することがおすすめですが、すぐには対応できないこともあると思います。
そこで今回は、トイレ便器のひび割れが発生したときの補修方法や修理料金をご紹介します。
トイレは頑丈な陶器でできていますが、使用方法によってはひび割れが発生することがあります。
便器がひび割れたまま使用すると、汚水が床に漏れてしまうなどのトラブルの原因となるため早めに修理することがおすすめです。
ここではまず、トイレ便器がひび割れる原因や放置すると起こるトラブルについてご紹介します。
トイレの便器にひび割れが起こっているときに、考えられる原因は下記の3つがあります。
トイレの便器は頑丈な陶器でできているものの、物をぶつけてしまえば割れてしまいます。
特に長年使用して劣化している便器は破損しやすいため、インテリアやトイレグッズなどを置いているときは落とさないように注意が必要です。
トイレの棚が高い位置にある場合、便器を踏み台にして物を出し入れしてしまう方もいらっしゃると思います。
このように本来かかることのない負荷が加わってしまうとひび割れが発生する原因となってしまいます。
便器の汚れを落としたり軽いトイレつまりを解消するために、お湯を使った方法が紹介されていることもあると思います。
このようなとき、お湯の温度が高ければ高いほど効果があると勘違いして熱湯を使用してしまう方も中にはいらっしゃります。
ただ、トイレの便器に使用されている陶器は耐熱性が低いため、熱湯を使用してしまうと割れてしまうので注意が必要です。
便器にお湯を流したい場合は、45~50度程度のぬるま湯を使用するようにしましょう。
便器のひび割れが発生したときに、小さいひび割れだからといって放置していると徐々に広がってしまいます。
大きなひび割れがある状態でトイレを使用すると汚水が床に漏れ出てしまい、雑菌が繁殖して不衛生なうえに床が傷む原因となります。
ひび割れを見つけたら早めに応急処置もしくは修理を行うようにしましょう。
マンションなどの集合住宅で階下の漏水を起こしてしまうと、住民とのトラブルにつながることもあるのでできるだけ早めに修理を行うことがおすすめです。
ただ、便器のひび割れ修理を業者に依頼するとなると、便器の交換を行うのが一般的で高額な費用がかかってしまうためすぐに対応することが難しい場合もあると思います。
このような場合は、応急処置を行うことで被害を最小限に抑えることが可能です。便器のひび割れの応急処置方法は次の項目からご紹介するので、是非チェックしてみてください。
上の項目でもご紹介しましたが、便器のひび割れを放置していると床が劣化したり、階下の漏水被害につながってしまう可能性もあるため応急処置を行っておくことがおすすめです。
便器のひび割れはホームセンターなどで販売されている補修グッズを使用することで、比較的簡単に行うことができます。
ただ、ここでご紹介する方法はあくまで応急処置となるため、できるだけ早めに業者に依頼して便器の交換を行いましょう。
ここでは、便器のひび割れの補修方法をご紹介します。
ひび割れの範囲が大きい場合は防水パテを使用すると、一気に補修ができるので楽に作業を終えることができます。
防水パテはホームセンターやネットショップ、100均などで購入することができるためDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ここでは、防水パテを使った便器ひび割れの補修方法をご紹介します。
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
穴埋めタイプの補修材です。湿った面にも使用することができるので、便器の水漏れ補修にもぴったりです。
プラスチックや金属・陶磁器等幅広い素材に対応しています。
大きめのひび割れを一気に補修したい場合におすすめです。
ここでは、コーキングを使った便器のひび割れ補修方法をご紹介します。
防水パテよりピンポイントで補修することができるので、ひび割れが小さい場合におすすめです。
ひび割れ補修はパテとコーキングの主に2種類の方法がありますが、それぞれ何が違うのかわからず選びにくい方もいらっしゃると思います。
ここではパテとコーキングの違いを表形式にしてご紹介します。
【パテとコーキングの違い】
種類 | 特徴 |
---|---|
パテ |
|
コーキング剤 |
|
防水パテは粘度状の塊になって販売されているものが多いため、大きなひび割れがある場合も一気に補修することが可能です。
一方でコーキング剤は口が細いため、細かい作業が行いやすく、見た目もきれいに補修することができます。
ひび割れの大きさや範囲に合わせて選んでみてください。
防水パテやコーキング剤などを使用するには少し難易度が高いと感じる方は、『防水ダクトテープ』を使用する方法がおすすめです。
上のに種類に比べて目立ちやすいですが、ひび割れに貼るだけなので簡単に補修を行うことができます。
ダクトテープもホームセンターやネットショップで購入することが可能なので、できるだけ簡単に作業したいという方は使用してみて下さい。
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
金属、プラスチック、木材等幅広い素材に強力に接着することができます。
水に強い素材を使用しているため、便器のひび割れ補修もしっかり行うことが可能です。
コーキングやパテに比べて簡単に補修が行えるため、作業に不安がある方はダクトテープの使用がおすすめです。
ご依頼の流れについて
便器本体の交換となると修理費用が高額になってしまうため、ひび割れが小さいときはできるだけ費用を抑えたいというのが本音だと思います。
ただ業者に修理を依頼した場合は、今後の安全性も踏まえたうえで基本的には新しい便器への交換で対応します。
これはひび割れの補修をしても完全に修理することは不可能であり、水漏れの再発が起こりうる可能性があるためです。
便器の種類によっては『便器のみ』の交換が可能なこともありますが、便器自体が古くて廃盤になっていたり便器とタンクが一体になっているタイプは『トイレの一式交換』が必要です。
ここでは、生活救急車で実際に対応したトイレ便器交換の料金事例についてご紹介します。
※作業当時の料金のため、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
トイレタンクより便器に水が流れ続けているとのご相談をいただきました。
タンク内の防露材が劣化して別の部品に干渉しており、正常な動きができないことが原因となっていました。
防露材の交換はできないためトイレ一式の交換をご提案しました。暖房便座はまだ再利用できたのでそのまま使用しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレ 便器交換 | 22,000円 |
トイレ タンク交換 | 22,000円 |
トイレ 普通便座交換 | 11,000円 |
トイレ 廃棄処分費 | 8,800円 |
LIXIL 便器本体 部品代 | 49,280円 |
LIXIL タンク本体 部品代 | 54,670円 |
合計 | 167,750円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
トイレの温水洗浄便座から水漏れするとのことで訪問しました。
経年劣化により温水洗浄便座に不具合が発生している状態でした。便器本体も古くなっていることもあり、便器とタンクも含めて一式交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
便器・タンク交換 | 44,000円 |
TOTO 便器 部品代 | 40,000円 |
TOTO 手洗付タンク 部品代 | 64,500円 |
TOTO ウォシュレット 部品代 | 85,000円 |
廃棄処分費 | 16,500円 |
合計 | 250,000円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
トイレに小さな芳香剤を流してしまい、流れが悪くなったとのことでご相談をいただきました。
30年以上使用している隅付きタンクトイレで、各部品を修理よりも便器とタンクの交換の方が安心して長く使用できる旨をご説明し、トイレ一式交換をご依頼いただきました。
ウォシュレットは3年前に交換したばかりとのことでしたのでそのまま使用しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレ 便器交換 | 22,000円 |
トイレ タンク交換 | 22,000円 |
トイレ 温水洗浄便座交換 | 16,500円 |
トイレ その他部品交換 | 11,000円 |
トイレ 修理調整 重作業 | 33,000円 |
給水管工事 塩ビ管使用 3mまで | 44,000円 |
TOTO 部品代 | 110,250円 |
MIYAKO 部品代 | 1,950円 |
廃材処分費 | 8,800円 |
工事諸経費 | 27,500円 |
合計 | 297,000円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
トイレの水が止まらないとご相談をいただきました。
便器内にちょろちょろ水が流れ出ている状態でした。使用年数40年とのことで、部品の劣化が原因と考えられました。
不具合箇所の修理でも改善するが、他の箇所で今後不具合が起こる可能性をご説明し、便器一式交換にて対応いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレ 便器交換 | 22,000円 |
トイレ タンク交換 | 22,000円 |
トイレ 普通便座交換 | 11,000円 |
トイレ その他中作業 | 22,000円 |
給水管工事 塩ビ管使用 3mまで | 44,000円 |
TOTO 部品代 数量3 | 107,500円 |
各雑工事 | 22,000円 |
廃材処分費 | 18,700円 |
高圧ポンプ 薬剤洗浄 | 30,800円 |
合計 | 300,000円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
ここでは、トイレ便器ひび割れの修理・交換でよくある質問をご紹介します。
A.直せません。
便器のひび割れは、防水パテやコーキングを使って「一時的に水が漏れないようにする」といった『応急処置』方法はありますが、メーカー非推奨ですので修理業者では対応しておりません。
また、応急処置はあくまで「便器から汚水が漏れないようにする」だけですので、そのまま使うことはおすすめいたしません。
応急処置後は、修理業者に便器交換の見積りを取られることをおすすめいたします。
A.製品によっては可能です。メーカーがタンクのみ販売していない場合は、不可能です。
メーカーが補修用部品として、タンクのみの製造・販売をしている場合は「タンクのみ」の交換が可能です。
しかし、タンクのみの製造・販売をしていない場合は、交換できる部品が仕入れられないので交換ができません。
また、タンクのみの交換ができない場合は、残念ながら本体全体交換での対応になります。
A.外的要因がなければ、自然に割れることはほぼないでしょう。
日本のトイレの便器には昔から陶器が使用されています。どうして陶器が古くからずっと採用されているのかは諸説ありますが、陶器は強度が高く、経年劣化もしづらい素材だからと言われています。
トイレ用の便器は生活している住居と一体化されているため耐久年数も長くなくてはならず、おおよそ25~30年は耐えるように計算されているそうです。
ただ、これだけ経年劣化への耐久性能が高くても、「物がぶつかる」「大きな力が加わる」など外側から力が加われば耐久年数に関係なくトイレが破損することはあります。
一例としては、「掃除機をかけていたら、便器にぶつかって割れた」「とても体格の大きな人が座った瞬間に便器が割れた」「棚からトイレットペーパーを取ろうと思って便器に登ったら割れた」などの理由で割れたという方がいらっしゃいます。
ただ中には、「まったく何もしていないのに、朝トイレを使おうと思ったら割れていたんです!」というように原因が分からず『自然に割れた』という方もいらっしゃいます。
このような場合は、割れ方からある程度原因を予測することはできますが、正確な原因を特定することは難しいでしょう。
便器がひび割れた場合は交換対応しか対処法がないのですが、「交換する前に原因を特定したい!」という場合は、お使いの便器メーカーのお客様サポートに問い合わせて調査ができないか聞いてみるなどの行動が必要になるでしょう。