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説明 トイレのタンクの中からチョロチョロ音がする、便器の中にチョロチョロと水が漏れているなど、トイレのチョロチョロ音が気になっていませんか?気になってすぐに修理をする人もいれば、水は流れるしタンクの中にも水が溜まっているから大丈夫だと思って、放置している人も多いかと思います。今回は、そんなトイレのチョロチョロ音について原因と解消方法についてご紹介したいと思います。
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トイレタンクや便器内の水がチョロチョロ水漏れして、水が止まらなくて困っていませんか?
水は流れるのでトイレを使うことはできますが、ずっと水が止まらないと水道代が高額になるだけでなく、他の場所への水漏れで床材や壁紙が傷んでしまうのではないかと心配になりますよね。とはいえ、何が原因で水が止まらないのか、どうすれば水を止めることができるのかわからなくて困っていると思います。
そこで今回は、トイレタンクや便器の水がチョロチョロ水漏れする・水が止まらなくて困っているという人に向けて、水が止まらない原因や修理方法などをご紹介したいと思います。
※生活救急車では、お電話やメールでは無料見積りや作業のご依頼のみ承っております。修理方法のレクチャーなどはやっておりませんので、お問い合わせいただきましてもご対応いたしかねますことを予めご了承ください。
トイレタンクや便器内の水がチョロチョロ水漏れして止まらないとき、原因などを調べる前にやっておきたいことがあります。それが、「とにかく水を止めること!」です。
チョロチョロと水が漏れている状態で調べ物などをしていると、トイレの床やタンク裏の壁側に水が漏れていたときに床材や壁紙が傷んだり、湿気てカビが生えることがあります。そういったことを防ぐためにも、とにかく最初に水を止めるようにしましょう。
水を止めたいときは、トイレの横にある止水栓をドライバーなどを使って閉めるか、家の外にある水道の元栓を閉めることで一時的に水を止めることができます。この文章を読んでいて、水をまだ止めていないという人は読み進める前に止水栓や元栓を閉めて水を止めておきましょう。
トイレの水を流すと、トイレタンク内に給水が始まり勢いよく流れる水の音がタンク内から聞こえてきますよね。また、少し時間が経てば水は自動的に止まってタンク内に水が溜まる音も自然に止まるはずです。
しかし、5分、10分経ってもずっとタンク内で「チョロチョロ・・・」と水が垂れているような音がすることがありますよね。実はそれ、タンク内で水漏れが起こっているサインなんです。タンク内の部品に不具合があるため、ずっと給水が止まらずに水が流れ続けている状態です。
水が流せなくなったりするわけではないのでトイレの使用に問題はないと思ってしまいがちですが、放っておくとタンク外への水漏れに繋がるだけでなく、水道代がたくさんかかってしまうので早めに直すのがおすすめです。とはいえ、タンク内のどの部品が原因なのかなどはよくわかりませんよね。
そこでまずは、トイレタンク内で「チョロチョロ音」の原因になっている部品についてご説明したいと思います。
タンク内のチョロチョロ水漏れの原因となる部品は、主に2つです。1つはボールタップで、もう1つがフロートバルブと呼ばれる部品です。ボールタップは給水管からタンク内、フロートバルブはタンク内から便器内への給水を調節している部品です。この2つに不具合があると、タンク内でチョロチョロ音がする水漏れに繋がることがあります。
トイレタンク内を確認して、チョロチョロ音の原因がフロートバルブかボールタップにあるのか確認するには、まずフタを開ける必要があります。しかし、一人暮らしを始めたばかりの人や結婚して新居に暮らすまで一人暮らしをしたことがない人などは、トイレのフタを開けたことがない人が多いかと思います。そこで、ここではトイレタンクのフタの開け方をご紹介して、それぞれフロートバルブやボールタップの確認部分についてご説明していきます。
トイレのタンクのフタは種類にもよりますが、上にもちあげると簡単に取り外すことができます。ただし、タンクのフタは陶器でできていることが多いので、割らないように注意して取り外しましょう。フタの下にカバーが取り付けられている場合は、それも外しましょう。
タンクのフタの種類によっては、手洗い部分の金具とじゃばら管の接合部分を取り外さないとフタの取り外しができないものがあります。じゃばら管はボールタップなどに接続されていますので、無理に取り外そうとするとタンク内の部品が壊れてしまいます。じゃばら管の接合部分はナットで止められていることが多いので、落ち着いてナットを回して取り外しましょう。陶器製のフタは重く、割れやすいので、作業をする際はフタを持つ人とナットを回す人の2人でやるといいでしょう。もしも、無理だと思ったら業者に依頼することをおすすめいたします。
トイレのタンク内の水位が高いのか、低いのかを確認する際は、オーバーフロー管を参考にします。オーバーフロー管は、フロートバルブの故障などでタンク内に水が溢れてしまいそうになった際に、水を排出する役割を持っています。タンクの底から真っ直ぐ上までのびているのが、オーバーフロー管です。
標準水位は、オーバーフロー管の先端から2~3cm下です。この標準水位よりも、水位が低かったり、高かったりした場合は何らかの不具合が生じている可能性があります。
トイレのタンクのフタを開けることができたら、次はフロートバルブとボールタップのどちらに原因があるかを調べてみましょう。まずは、タンク内の水を便器内に勝手に流さないように排水弁を塞いでいるフロートバルブの確認方法をご紹介いたします。
フロートバルブは、排水弁を直接塞いでいるゴム玉の部分とレバーを回した際にゴム玉を持ち上げるチェーン部分に分かれています。タンクを開けた際に、もしも水位が低かった場合は、このチェーン部分を確認してみましょう。
チェーンが途中で絡まったり、他の部品に引っかかってしまってゴム玉部分が持ち上げられていると、水が少しずつ便器内に漏れてチョロチョロ音が鳴っている可能性があります。もしも、絡まったり引っかかったりしている場合はそれを解消すれば問題解決です。ただし、チェーンが切れている場合などは交換が必要になります。
チェーンに問題はなかったけど、タンク内の水位が低かった場合は、ゴム玉部分(フロートバルブ)を確認してみましょう。もしも、ゴム玉部分が浮いていたり、隙間が空いているような場合は、新しい部品に交換することで解決できます。
先ほどは、水位が低い場合の原因についてご紹介いたしましたが、トイレのタンクの水位が高い場合は、ボールタップが原因かもしれません。ボールタップは給水管からトイレのタンク内に水が入るのを調整している部品です。浮玉がついており、その浮玉が上がったり下がったりすることで、水の出し入れを調整しています。
しかし、このボールタップが壊れてしまうと給水が止まらずにチョロチョロと水が漏れてくることがあります。
ボールタップの水漏れが止まらないというトラブルの場合は、浮玉ではなく、ボールタップ本体のバルブが劣化もしくは故障している可能性があります。確認方法は簡単で、浮玉を持ち上げるだけです。もしも、浮玉を持ち上げて水が止まれば正常ですが、ずっと水が漏れている場合はボールタップ本体のバルブが劣化しているでしょう。この場合は、新しいボールタップに交換すると解消されます。
フロートバルブに破損や劣化などが見られた場合、新しいフロートバルブに交換することで修理が可能です。
フロートバルブは、ホームセンターやネットショップなどで購入することができます。フロートバルブは、トイレのタンクによって形が異なる場合があるため、必ず自分のトイレのタンクに適したものを買う必要があります。不安な場合は、止水栓を止めてフロートバルブをホームセンターなどに持っていって、実物と見比べて購入するといいでしょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
フロートバルブの交換は、古い部品を外して新しい部品を取り付けるだけですが、タンクにあったフロートバルブを購入するのが難しいかと思います。フロートバルブは、メーカーやメーカーの中でも品番などによって形状やサイズが違うことはよくあることなので、正しい部品を購入することが最大の難関かと思います。反対に、正しい部品を揃えることができれば、初心者の方でも比較的簡単に交換できるかと思います。
新しいフロートバルブ、ゴム手袋。
作業を始める前に、必ず給水管の止水栓を閉めておきましょう。給水管を閉めておかないと、作業中に水が溢れてしまいます。
最初に、タンクの中の水を抜いて、作業ができる状態にしましょう。注意点でもご紹介しましたが、止水栓を止めておかないと水が溢れてしまうので注意しましょう。
チェーンは、タンク内のアーム部分にフックなどを引っ掛けて取り付けられているかと思います。まずは、そのフック部分をアームから取り外します。
フロートバルブは、オーバーフロー管の根元付近にある突起に引っ掛けられているかと思います。その引っかかり部分を外して、ゴム玉を持ち上げれば取り外しができます。
新しいフロートバルブの鎖の長さを、取り外したフロートバルブの鎖の長さと一緒になるように長さを調整しましょう。鎖の長さが短か過ぎると、フロートバルブが持ち上がって常に水が流れでてしまいます。もしも、長さが分からなくなったと言う場合は、少しだけたるませた状態で交換して、都度調整してみましょう。
鎖の長さを調整することができたら、取り外しと逆の手順で新しい部品を取り付けていきましょう。
取り付けが完了したら、止水栓を開けてレバーを操作して、水がきちんと標準水位(オーバーフロー管の2~3cm下)に水位がくるか確認して完了です。
トイレタンク内のボールタップが破損した場合は、浮玉や調整弁などを交換することで修理も可能ですが、ボールタップの種類によって構造が全く違う場合もあるため、一般的な交換方法をご紹介いたします。
ボールタップは、ネットショップやホームセンターの他にトイレメーカーの公式サイトで交換用の部品が売られていることもあります。しかし、類似品が多数あることや、古い便器の場合は部品が廃盤になっていて、自分で代替品を見つけないといけない場合もあります。もしも、自分で交換しようと思って部品を購入する際は、トイレの品番などを確認した上でその品番にあった部品を購入するようにしましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
特殊な形状のものではなく、よくある浮玉がついているタイプであれば初心者の方でも比較的簡単に交換ができるかと思います。ただし、中には浮玉がついている軸を感覚で調整しなければならないものや、形が特殊なものなどもあり、そういったものを交換する際は知識や手先の器用さが必要になることもあります。
交換するボールタップ、ドライバー、モンキーレンチ、ゴム手袋など。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
ボールタップと給水管を繋いでいるナットが錆びて取り外しにくいときは、錆び取りスプレーなどを使ってから取り外すようにしましょう。部品の取り外しが上手くいかないときは、無理に力を入れて作業すると便器やタンク本体を壊してしまう可能性があるため業者に依頼するようにしましょう。
作業中に水が出てこないように、トイレの給水管に取り付けられている止水栓を、ドライバーを使って閉めておきましょう。
トイレのフタとカバーは、上に持ち上げると簡単に取り外すことができるタイプと、手洗い部分の金具とじゃばら管の接合部分を取り外さないといけないタイプがあります。どちらの場合でも、トイレのフタを割らないように注意して取り外しをしましょう。手洗い部分の金具とじゃばら管の接合部分は、ナットで接合されていることが多いので、取り外す際はナットを回して取り外しましょう。
部品を取り外す前に、レバーを回してタンク内の水を抜いて作業をしやすくしておきましょう。
ボールタップの交換の際に取り外す部品は、主に2つのナットです。タンク外の給水管に取り付けられている、小さいナットとツバ付きの少し大きなナットをモンキーレンチを使って取り外します。ツバ付きのナットを取り外して、タンク内からボールタップを引き抜くと、ボールタップを取り外すことができます。
古いボールタップを取り外したら、新しいボールタップを逆の手順で取り付けていきます。もしも、ボールタップの本体のみ、浮玉のみなど部分的に交換したい場合は、本体部分を取り外した状態で各部品を交換してから取り付けていきましょう。
取り付けが全て完了したら、止水栓を開いて標準水位(オーバーフロー管の2~3cm下あたり)で水が止まるか確認します。もしも、標準水位よりも上にいってしまったり、下に行くことがあれば、浮玉を回して水位を調整して完了です。
ここまでは、トイレのタンク内で水漏れが止まらない原因や修理方法について紹介しました。しかし、タンク内の水は止まっているのに「便器内の水が止まらない」という症状が起こっている人もいますよね。そこでここからは、トイレ便器内の水が止まらない原因や修理方法をご紹介いたします。
トイレタンク内の水漏れでも紹介しましたが、タンクから便器内への水の排出をコントロールしているのは「フロートバルブ」と呼ばれるゴム栓です。タンク横のレバーを引くと、レバーについた鎖が先端のフロートバルブを持ち上げて、タンク内の水が便器内に流れていく仕組みになっています。
そのため、便器内にずっと水が流れ続けて、タンク内の水が減っているような状態であればフロートバルブを新しいものに交換することで修理が可能です。
フロートバルブから水は漏れていないけど、便器内への水が止まらないという場合。そのような場合は、タンクと便器隙間のゴムパッキンの劣化が原因で水が止まらなくなっている可能性があります。
トイレタンクと便器の隙間には、密接パッキンとよばれる大きなゴムパッキンがついていますがこのパッキンが劣化することで水を流したときにパッキンの隙間から水が漏れるようになり、水が止まっても便器内に水が漏れていくということがあります。
密接パッキンから水漏れが起こっている場合、便器内だけでなく便器まわりの床などに水が漏れることがあります。もしも、便器以外の場所にも水が漏れているのであれば密接パッキンの劣化を疑ったほうがいいかもしれません。
タンクと便器隙間のゴムパッキンが劣化していた場合、新しいパッキンに交換することで修理が可能です。ちょっと特殊なパッキンですが、購入できる場所、交換する難易度、手順などについてご紹介したいと思います。
タンクと便器隙間のゴムパッキン(密接パッキン)は、ホームセンターやメーカーの公式サイトで購入することができます。ただし、製品ごとによって使われているパッキンが異なるので今使っているトイレのメーカー・型番は予め調べておきましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
タンクと便器隙間のゴムパッキンの交換は、非常に難易度の高い難しい作業になります。タンクを取り外すのには力が必要になり、取り外す部品も多いので個人で作業をしようとすると「分解と組み立て直しで何時間もかけた結果、組み立て直しができなくて業者に依頼することになった」ということも珍しくありません。
また、タンクや便器などにひびが入ってしまうとタンクのみ、便器のみといった部品の購入ができないので、トイレ全体の交換が必要になります。そのため、DIYなどで工具の扱いになれていて、タンクなどを1人で取り外し・取り付け直しできる人以外は業者に依頼されることをおすすめします。
トイレ便器とタンクの隙間のパッキンを交換するのに必要な道具は、ドライバー、ウォーターポンププライヤー、タオル、ゴム手袋です。
トイレのタンクは重く、力や体力の弱い人が作業するのは怪我やタンクの破損に繋がる危険があるためおすすめできません。また、作業中に部品が破損してしまうと、便器一式の交換になってしまうこともあるため、作業に自信がない人は業者に依頼しましょう。
便器とタンクの隙間のゴムパッキンを交換する作業は、タンクを分解する作業があるため、力や体力が必要になります。また、複数の部品を取り外すため、細かい作業も必要になってきます。作業中に部品を壊さないように、慎重に作業をするようにしましょう。
水周りの作業をする際は、必ず止水栓を閉めて水を止めてから作業を行います。トイレの場合、タンクの横あたりに給水管があるかと思います。その給水管についてある、マイナスドライバーをはめられる溝のような部分があれば、それが止水栓です。マイナスドライバーを差して、時計回りに回して水が出ないようにしましょう。
また、蛇口のようなハンドルがついている場合は、それを捻って閉めることで水が出なくなります。もし、止水栓が見つからないという場合は、家の水道の元栓を閉めることで全ての水が止まります。
トイレタンクのフタは、上に上げるだけで簡単に取り外しができるものと、手洗い部分に蛇腹ホースが接続されていてその接続部分のナットを取り外してからでないとフタを取り外せないタイプがあります。
もしも、蛇腹ホースが接続されている場合は、1人がフタを持って、もう1人がナットを外すといった具合に2人で作業をするようにしましょう。1人でやろうとすると、フタが落ちて割れる危険があります。
トイレタンクの水を抜くために、レバーを回しましょう。きちんと、手順1で止水栓を閉じることができていれば、給水が行われずタンク内が空っぽになるはずです。もしも、水がタンク内に給水されるようでしたら、止水栓がきちんと閉められていないので、閉めるようにしましょう。
水を全て抜くことができたら、ボールタップ(給水管と繋がっているタンク内の部品)と給水管の接続を解除しましょう。タンク外側の給水管とタンクの付け根にナットがあるので、ウォーターポンププライヤーを使ってナットを外していきましょう。
ウォーターポンププライヤーは最初にナットが硬いときに緩めるために使います。緩んだら、手でも取り外せるようになるので試してみてください。給水管に残っていた水が落ちてくることがあるので、タオルを下に置いておくといいでしょう。
また、ボールタップも作業中に浮き玉が割れたりしないように、ナットを外してタンクから取り出しておきましょう。
部品を外すことができたら、今度は便器とタンクを固定しているボルトを外していきます。トイレの便器の裏側、タンクの下部分にボルトが出ているかと思いますので、プライヤーなどを使ってナットを緩めて取り外します。また、このボルトは密結タンク取付ボルトともいいますが、ここからポタポタと水漏れしていることもあります。その場合は中の密結パッキンが原因の殆どです。
この時点でボルトが見つからない場合は、別の方法でタンクと便器が固定されている可能性があります。その場合は、作業を中止して元に戻して業者やメーカーサポートに連絡するようにしましょう。
ナットを取り外すことができたら、いよいよタンク本体を取り外します。タンク本体は、上に持ち上げると取り外すことができます。取り外したら、タンクを割らないように横に寝かして地面に置きます。
取り外したタンクの下側を見ると、黒いゴムパッキンが取り付けられているかと思います。何年も替えていなくて古くなっている、すでに水漏れしている状況ならボロボロになっているはずです。ゴムパッキンを確認できたら、用意した新しいゴムパッキンに交換しましょう。もしも、タンクの下が汚れていたら、一緒に掃除しておくといいでしょう。パッキンを交換する際は隙間ができないように、しっかりとはめ込むようにしましょう。
ゴムパッキンをきちんと取り付けることができても、終わりではありません。便器を元の位置に戻して、ナットをしっかりと締めるようにしましょう。タンクを設置する際は、割らないように静かに、ゆっくりと置くようにしましょう。
後は、逆の手順で部品を取り付けていきましょう。ナットなどは、取り外すときは気づかなかったかもしれませんが、ガチガチに締め付けられているわけではなく、ある程度遊びを持たせられています。そのため、ナットを取り付ける際は、緩すぎず、固すぎない程度に締めるようにしましょう。
取り付けが完了したら、止水栓を開けてタンク内に水を溜めましょう。その際は、水が標準水位(オーバーフロー管の先端から2~3cm下)にくるか、きちんと便器内に水が流れるか、数回流しても水は漏れてこないかを確認して作業完了です。
ここまでは、タンクがついているタイプのトイレで水が止まらない原因や修理方法などを紹介しましたが、今度はタンクがついていない「タンクレストイレ」の水が止まらない原因と対処法についてご紹介したいと思います。
タンクレストイレといっても、最近人気の電気で動く高性能なタンクレストイレと、昔ながらの学校や駅などの公共トイレで使われているフラッシュバルブ式のトイレの2種類があります。それぞれ、水が止まらない原因や対処法が異なるのでわけてご紹介いたします。
アラウーノやネオレストなど、自動で水が流れたり、便器の中を掃除する電気で動くタンクレストイレで水が止まらない症状が出た場合。このような場合は、タンクレストイレの中にある電子基盤が壊れている可能性があります。
電子基盤が壊れている場合は、トイレ修理を行っている水道業者でも修理をすることはできません。電気で動くタンクレストイレはトイレというより「家電」に近いので、メーカーのサポート窓口に相談して対応してもらいましょう。
学校や駅など公共のトイレの場合、連続してトイレを使用するためタンクに水を貯めずに直接水道管から水を流す「フラッシュバルブ式」のタンクレストイレが使われています。このフラッシュバルブ式トイレの水が止まらないという場合は、ストレーナーの目詰まりなどが原因だと考えられます。
ストレーナーの目詰まりであれば、フラッシュバルブを分解して掃除することで水が止まるように修理することが可能です。ただし、複数の便器の水が止まらないような状態や、フラッシュバルブ本体の故障など場合は個人での対応が難しいので専門業者への依頼を考えたほうがいいでしょう。
トイレのタンク内だけでなく、トイレタンク上の手洗い管の水が止まらないという症状が出ていませんか?手洗い管の水が止まらない場合、手洗い管本体に何か問題があると思いますよね。
実は、手洗い管の水が止まらないという場合、手洗い管本体ではなくタンク内の部品が原因で水が止まらなくなっている可能性があります。どの部品が原因なのか、また水を止めるにはどうしたらいいのかをご紹介したいと思います。
トイレの手洗い管から出る水は、トイレの壁や床からでている給水管を通り、タンク内部にあるボールタップを通ってから手洗い管の吐水口から水が流れるようになっています。そのため、手洗い管の水が止まらない原因はタンク内部で水漏れが起こっている原因と一緒です。
タンク内の水位が高ければ、ボールタップ内部の給水弁が壊れてずっと給水が続いている可能性があり、タンク内の水位が低ければフロートバルブの劣化で便器内にずっと水が流れつづけているので給水が止まらないと考えられます。
修理方法も前述で紹介したボールタップ・フロートバルブの交換方法で対応できます。
今回は、トイレタンクや便器の水がチョロチョロ水漏れする、水が止まらない原因や修理方法などについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
フロートバルブやボールタップの交換であれば、ある程度なれた人であれば修理ができましたよね。ただ、密接パッキンの交換や電気式・フラッシュバルブ式のタンクレストイレなどの場合は個人での作業が困難でした。電気式のタンクレストイレに至っては、メーカーでないと対応できませんでしたよね。
もしも、自分で作業できない場合は水道業者に依頼されると思いますが、業者によって料金体系が異なるので複数の業者に相見積りをとってから正式に依頼されることをおすすめいたします。生活救急車でも、出張・見積り無料で対応していますのでお気軽に無料見積りをご利用ください。
トイレ水漏れトラブルの関連記事
水がまさにチョロチョロだったので参考になりました。様々な原因の中で自分でも出来そうなのでチャレンジしてみます。有り難うございます。
まさにタンク内の水がとまらない状況だったので、大変参考になりました。 ありがとうございました。
水漏れの目安になる記事でとてもありがたい。わかりやすい写真も参考になった。
写真付きで手順もしっかり書かれていてためになりました
何が原因なのかを知るために非常に参考になりました。業者へ依頼すべきか、自分で修理できる程度なのか、判断材料になります。
わかりやすくて良い記事でした 写真付きなのが凄く嬉しい。