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ディンプルキーはピッキングできる?構造・仕組みでわかる防犯性

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ディンプルキーはピッキングできる?構造・仕組みでわかる防犯性

説明 ディンプルキーの構造・仕組みをご存じですか?ディンプルキーの性能によっては、簡単にピッキングできてしまうものもあります。そこで今回は、ディンプルキーはピッキングできるのか、仕組み・構造でわかる防犯性についてご紹介します。

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ディンプルキーの構造・仕組みをご存じですか?

防犯性が高く、ピッキングがされにくいといわれているディンプルキーですが、実はすべての鍵が対象ではありません。

使われている場所や性能によっては、簡単にピッキングできてしまうものもあります。防犯性を上げるためにも、ディンプルキーの仕組みや構造を知っておくことが大切です。

そこで今回は、ディンプルキーはピッキングできるのか、仕組み・構造でわかる防犯性についてご紹介します。



ディンプルキーでもピッキングされる鍵の特徴とは

ディンプルキーといえば「ピッキングされにくい」という特徴があり、防犯性が他の鍵より高いイメージが強いと思います。

しかし、設置されている種類によっては、必ずピッキングを防げるわけではありません。たとえディンプルキーでも、防犯性の低いものもあるため注意が必要です。

ここでは、ディンプルキーでもピッキングされてしまう鍵の特徴をご紹介します。


ディンプルキーでもピッキングされるものはある

防犯性が高く、ピッキングの恐れがないというイメージが強いディンプルキーですが、すべてのディンプルキーがピッキングできないわけではありません。

ディンプルキーでもいくつか種類があり、防犯性が非常に高いものもあればそうではない物もあります。


  • 【たとえば】
  • ・自転車に使われているディンプルキー
  • ・小さい南京錠に使われているディンプルキー
  • →ピッキングしやすいだけでなく、ニッパーで切断できてしまうものが多い。

反対に、玄関などで使用するディンプルキーで「CPマーク」を取得したディンプルキーは、鍵屋であってもピッキング作業で開けるということはしません(非破壊で開けること自体は条件によって可能です)。

ディンプルキーでもグレードによって防犯性が異なるため、使用する場所によって適切なものを選ぶようにしましょう。


「CPマーク」とは

CPマークは、警察庁・国土交通省・経済産業省および民間団体が合同で定めた「建物への侵入を5分以上防ぐことができる製品・部品に使用できるマーク」です。

主に、ディンプルキーなどの鍵や防犯ガラス、防犯フィルムなどに取り付けられています。

防犯性を重視する場合は、このCPマークがついたものを選んだほうがいいでしょう。


ディンプルキーの構造・仕組みで見るピッキング耐性

ディンプルキーは一般的なギザギザの鍵と異なり、表面にデコボコしたくぼみがあります。

このような特徴があるディンプルキーですが、実際見た目だけではなぜピッキングに強くて防犯性が高いのか分からないですよね。

そこでここでは、ディンプルキーの構造・仕組みで見るピッキング耐性についてご紹介します。


ディンプルキーの『ピン構造』からピッキング耐性を知る


種類 ディンプルキー 刻みキー
理論鍵違い数(目安)

約100億~1,000兆

約100万~1億前後


上記の表のようにディンプルキーは一般的なギザギザの鍵に比べ、「理論鍵違い数」の数が非常に多い点から、防犯性が高いといわれています。

この「理論鍵違い数」とは、鍵を開けるときにシリンダー内部のピンを決まった位置に揃える組み合わせ数のことです。

この数が多いと、ピッキングをする際にピンの位置を揃える組み合わせの数が多くなるため、手間や時間がかかります。

また、古いギザギザの鍵は1方向からのピンしかついていませんが、ディンプルキーの場合は、上下左右や斜めにもピンがついている複雑な構造となっています。

ピンの数や組み合わせが多くなると侵入に時間がかかるので、古いギザギザの鍵よりもディンプルキーの方がピッキング耐性が優れていることがわかります。


ディンプルキー同士でも性能の違いがある

一般的な鍵に比べたら防犯性が高いディンプルキーですが、製品によって性能の差があります。

ディンプルキーによって理論鍵違い数は100億通りのものや、2兆・1000兆通りなどの高性能のものなどさまざまです。これによって耐ピッキング性能(ピッキングに耐えられる時間)が5分、10分と変わってきます。

また、鍵穴を壊して無理やり開錠する「バンピング」についても製品によって違いがあります。


バンピング性能(耐鍵穴壊し性能)も要チェック

ピッキングの耐性を高めても、バンピングに対して弱いディンプルキーは注意が必要です。

バンピングとは、「バンプキー」と呼ばれる特殊なカギを鍵穴に差し込み、適当なもので叩いて開ける技法です。

最近ではこのバンピングへの対策がされているディンプルキーもあるためより防犯性を上げるには、鍵穴壊し性能を持ち合わせた物を選ぶのがおすすめです。


ディンプルキーに交換したときのメリット・デメリット

メリットが多いイメージのディンプルキーですが、交換をする際にデメリットも知っておくことがおすすめです。

一般的な鍵と比べてコストもかかるため、できるだけ失敗したくないですよね。

そこでここでは、ディンプルキーに交換したときのメリット・デメリットをご紹介します。


ディンプルキーのメリット

「防犯性が高い」という印象が強いディンプルキーは、以下のようなメリットがあります。


  • ・ピッキングされにくい
  • ・ドリリング(ドリルで壊す)への耐性が強い
  • ・鍵の抜き差しがしやすい(表裏関係なく使える)
  • ・合鍵の複製が難しい

このように、空き巣などの不法侵入を防ぐ対策性能が多く備わっています。グレードによって性能は異なりますが、防犯性を上げたい方は上記のような機能がついているものを選ぶといいでしょう。


ディンプルキーのデメリット

ディンプルキーのデメリットは、以下のようなものがあります。


  • ・定期的なメンテナンスが必要
  • ・合鍵を複製するのが面倒

内部構造が非常に複雑なため、時間がたって鍵穴にホコリやゴミが溜まると鍵が動かしにくくなることがあります。

そのため、定期的に専用の潤滑スプレーでの掃除が欠かせません。

また、合鍵を複製する際はディンプルキーに対応している業者に持ち込むか、メーカーから純正キーを取り寄せるかになるので少し面倒かもしれません。


※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。


ディンプルキーに交換するときに注意すること

ディンプルキーのメリットやデメリットを踏まえ、これから交換しようと思っている人が注意して置いたほうがいいことをご紹介します。


すべてのディンプルキーが登録制シリンダーではない

ディンプルキーを交換するときに、「登録制シリンダー」にしたいと思っている方は注意が必要です。ディンプルキーは、すべてが登録制シリンダーではありません。

例えば、「カバスターネオ」などは登録制シリンダーとなっており、合鍵の複製はメーカーに依頼しないとできません。

しかし、登録制シリンダーでないディンプルキーは、純正キーに記載されている鍵番号があればネットで第三者が注文して合鍵を取り寄せることができます。

また、お店に持って行って合鍵を作成するということもできてしまうので、登録制シリンダーを希望している人は交換する際に業者にしっかりと伝えるようにしましょう。


ディンプルキーを紛失したら破壊開錠の可能性あり

鍵は「紛失したときのことを想定して」作られてはいません。

ディンプルキーのような防犯性の高い鍵を紛失してしまった場合は、錠前を破壊してドアを開ける可能性が高くなります(条件が揃えば非破壊で開錠できる)。

そのため、よく鍵を紛失してしまうという人は暗証番号錠やキーレス錠のような鍵を持ち歩かないタイプの錠前を使うのがおすすめです。


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ディンプルキーの構造・仕組みから見るピッキング耐性まとめ

今回は、ディンプルキーはピッキングできるのか、構造・仕組みで分かる防犯性についてご紹介しました。

ディンプルキーはどれも防犯性が高いというイメージを持っている人が多いですが、製品の性能によってはピッキングができてしまうものもあります。

ディンプルキーに交換するときは、どの程度の防犯性なのか確認してから交換することがおすすめです。

生活救急車でも、ディンプルキーへの交換作業を承っております。ディンプルキーへの交換を考えている方は、お気軽にお問い合わせください。




生活救急車 編集部
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