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【画像と名称】鍵交換!種類と選び方玄関ドア防犯性の高い鍵

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【画像と名称】鍵交換!種類と選び方 玄関ドア 防犯性の高い鍵

説明 初めて鍵交換をする際に、最初の関門にして最大の難関が、「どんな種類の鍵を選ぶか!」ですよね。鍵の種類は様々あり、ただ防犯性の高い鍵をつければいいというわけでもありません。そこで今回は、自分で鍵交換をしようと考えている人に向けて、鍵の種類と選び方を場所別にご紹介したいと思います。

鍵の種類と錠前・シリンダーについて

鍵の種類といっても、品番まで紹介すると数千・数万種類以上になります。また、鍵交換をする際は、「錠前全体を交換したい」という人と「シリンダーのみ交換したい」という人に分かれます。そこで、ここでは「錠前の種類」と「シリンダーの種類」についてご紹介したいと思います。

錠前の種類

錠前は一般的なものを大まかに分けると、シリンダー箱錠、プッシュプル錠、シリンダー円筒錠、インテグラル錠、チューブラ錠、引き違い戸錠の6種類に分けられます。それぞれ、下記のような特徴があります。

シリンダー箱錠

玄関などの建物の出入り口によくついている錠前が、シリンダー箱錠です。鍵穴やサムターン(扉の内側のツマミ)で施錠をすると、デッドボルト(扉側面から出る金属の棒、かんぬきのこと)が出てきて扉が開かなくなります。錠前にあったシリンダーであれば、シリンダーのみ交換することも可能です。

見分け方としては、扉側面を見てデッドボルトとラッチ(三角形の部品)が同じフロントプレート(扉側面の金属の板)に収まっていて、シリンダーとノブが別々になっているものがシリンダー箱錠です。シリンダーやサムターン、取っ手の取り外し・取り付けがあるため、初心者が交換するには少し難易度が高い鍵かもしれません。

プッシュプル錠

気圧差でドアが開かなくなるのを防いでくれるタイプの錠前が、プッシュプル錠です。取っ手とシリンダーが一体型になっており、シリンダーが二つついているツーロックのプッシュプル錠はよく見かけるかと思います。

家の中で換気扇を回しているとき、外の風が強いときはドアが開けづらいかと思いますが、プッシュプル錠にするとそういった気圧差が原因で起こる問題が軽減されます。シリンダー箱錠と同じように、取り外しや取り付ける部品が多いため、初心者が交換するには少し難易度が高い鍵かと思います。

シリンダー円筒錠

トイレなどの室内扉によくついている錠前が、シリンダー円筒錠です。ドアノブの真ん中にボタンがついていて、それを押すとラッチの動きが固定されて扉が開かなくなるタイプの錠前です。

見分け方としては、握り玉の根元や丸座部分に小さな穴があれば、円筒錠です。取り外しや取り付けの工程が、インテグラル錠やチューブラ錠に比べると多いので初心者が交換するのは少し大変かもしれません。ただし、シリンダー箱状などに比べると工程が少ないので、手順をしっかり確認すれば初心者でも可能かと思います。

インテグラル錠

勝手口やトイレなどについている錠前です。古いアパートの玄関などでも取り付けられていることがあります。シリンダーとドアノブが一体型になっていますが、デッドボルトで施錠を行うタイプの錠前です。

見分け方は、扉側面を見て、デッドボルトとラッチボルトがあり、シリンダーとノブが一体型になっていればインテグラル錠です。シリンダー円筒錠に比べて取り外し・取り付ける工程が少ないので、初心者でも比較的簡単に交換ができるかと思います。

チューブラ錠

トイレなどの室内扉によくついている錠前です。防犯性が低いため、玄関などの建物の外への出入り口には向いていません。施錠をする際は、円筒錠のようにラッチの動きを固定します。

丸座とノブをビスで固定しているものが多く、初心者の方でも簡単に交換ができるかと思います。

引き違い戸錠

昔ながらの玄関の引戸などに使われている錠前です。扉の真ん中のみで施錠するもの、真ん中と両端、もしくは片方だけ、両端だけで施錠するものなど色々な種類のものがあります。室内扉で引戸タイプのもので、扉の先端に錠前がついているものがありますが、あれは戸先錠などと呼ばれています。

引き違い戸錠は、シリンダーのみの交換が可能なものと、錠前全体の交換しかできないものとに分かれます。また、古い引き違い戸錠をずっと使っている場合は同じ部品が廃盤になっていて見つからないといったことも多いため、部品探しや交換の際に扉の穴加工が入ることがあるため、初心者の方が交換するには難易度が高いかと思います。

シリンダーの種類

鍵を差し込む鍵穴部分のことをシリンダーといいます。このシリンダーにも複数の種類があります。メーカーや品番と細かく分けると、数千、数万種類以上になるため大まかなシリンダーの種類を4種類ご紹介いたします。

ピンシリンダー

シリンダーの中にピンと呼ばれる部品が入っており、鍵を差し込むとそのピンを所定の位置まで押し上げることで、鍵が回るようになります。ピンは上下に分かれており、通常はバネで下に押しだされています。

「それならピンを押し上げれば何でも開くのでは?」と思うかもしれませんが、シリンダー錠の内筒と外筒の境目(シアライン)に上ピンと下ピンの境目が合わないと鍵が回らないようになっているため、違う鍵を差してもピンの高さが揃わないため開けることはできない構造になっています。ピンシリンダーは、ピンの数が多くなるほど、ピッキングによる不正解錠がしにくくなります。そのため、防犯目的でシリンダーを選ぶならピンの数が多いものを選ぶといいのですが、ピンシリンダーよりもディンプルシリンダーの方がピンの数が圧倒的に多いので、高い防犯性を求めるならディンプルシリンダーを選ばれることをおすすめいたします。

>>>防犯性の高い鍵比較!玄関ドア鍵交換おすすめはディンプルキー!

ただし、防犯性をあまり求めない室内扉や、とにかくシリンダーの部品代を抑えたい場合は、ピンシリンダーがおすすめです。

ディンプルシリンダー

仕組みとしては、ピンシリンダーと同じで、鍵を差し込んでピンを押し上げることで鍵を開けることができます。ただし、通常のピンシリンダーのピンの列が1列なのに対して、ディンプルシリンダーは3列、5列といった具合にピンの本数が多くなるため、よりピッキングによる不正解錠に強くなっています。

>>>ディンプルキーの仕組み!空き巣・泥棒・ピッキング対策の鍵

ディンプルシリンダーの中でも、防犯性の高いものと低いものでピンの数が違っているため、高い防犯性を求めている人は、ピンの数がより多いものを選ぶといいかもしれません。

ディスクシリンダー

後述するロータリーディスクシリンダーのひとつ前のタイプのシリンダーです。ディスクシリンダーは、MIWA社で既に廃盤になっているシリンダーです。理由として、桁違い数の限界を超えた(同じ鍵で開けられる錠前が2つ存在しないようにするため)、社会情勢の変化により更に高いセキュリティが求められるようになったためだとMIWA社から発表されています。

もしも、ディスクシリンダーが玄関に取り付けられている場合は、後継のロータリーディスクシリンダーやディンプルシリンダーへの交換を考えた方がいいかもしれません。

ロータリーディスクシリンダー

ピンシリンダーはピンで筒の動きを制御していましたが、ロータリーディスクシリンダーの場合は、ロッキングバーと呼ばれる部品が筒の動きを制御しています。鍵を回すとタンブラーという部品が動いて、タンブラーの溝部分にロッキングバーが収まることで筒が回り、鍵が開くようになります。

先ほど紹介した、ディスクシリンダーの後継タイプのシリンダーで、有名なものにMIWA社のU9などがあります。

建物以外のシリンダー

内溝が掘られているウェーブキータイプのシリンダーは、車によく使われています。また、防犯性が低く、現在ではロッカーや机、南京錠などの一部でしか使われていないレバーロックやウォードロックという種類もあります。あまり聞き慣れない名前を「特殊で防犯性が高い鍵」と思ってしまうかもしれませんが、実際はそうでないこともあるため注意しましょう。

場所別で鍵の種類を選ぶ

錠前とシリンダーに分けて、ざっくり鍵の種類をご紹介いたしましたが、まだどれを選んだらいいかよく分からないですよね。そこで今度は、先ほど紹介した錠前とシリンダーを取り付ける場所別に分けてご紹介したいと思います。

玄関の鍵交換向け

玄関の鍵の場合は、押して開ける開き扉ならシリンダー箱錠やプッシュプル錠を選ぶといいでしょう。防犯性の高いシリンダーへの交換や、両面シリンダー、脱着式サムターンなどへの変更など取り付け後の選択肢が多くなります。

>>>玄関ドアの鍵交換!業者の料金相場はいくら?

横に引いて開けるタイプの引戸なら引き違い戸錠を選ぶことになります。押して開ける開き戸に使われるシリンダーよりも防犯性が劣るのではないかと思われる人もいますが、ディンプルシリンダーなどを使った錠前もあるため必ずしも防犯性が劣るわけではありません。

勝手口の鍵交換向け

勝手口の場合は、インテグラル錠への交換もしくは、玄関と同じようにシリンダー箱錠を選ばれるといいかもしれません。今取り付けられているものがインテグラル錠なら同じものを選べば、交換作業は楽です。防犯性を求めて交換する場合は、防犯性の高いシリンダーが使われている錠前やシリンダー箱錠を選ばれるといいでしょう。

お風呂場・トイレの鍵交換向け

お風呂場やトイレの場合は、インテグラル錠、円筒錠、チューブラ錠などの室内錠を選ぶといいでしょう。内側から鍵がかかってしまった場合や中で人が倒れてしまった場合に備えて、非常解錠装置付きの錠前を選ぶのがおすすめです。また、鍵をつける必要がないのであれば、施錠機能なしの錠前を選ぶということも可能です。

お風呂場やトイレは他の場所に比べて、湿気による錠前の錆びなどが起こりやすい場所です。そのため、気になる人は樹脂製のレバーハンドルなどを選ばれるといいでしょう。

会社・店舗出入り口の鍵交換向け

会社や店舗の出入り口の場合も、玄関と同じようにシリンダー箱状などの防犯性の高いシリンダーを取り付けられる錠前を選ばれるといいでしょう。個人情報や売上金を保管している場合は、よりセキュリティを重視した電子錠・電気錠などへの交換もおすすめです。ただし、電子・電気錠は初心者が取り付けるにはハードルが高く、電気錠は電気工事ができる業者でないと作業できないため注意しましょう。

防犯性で鍵の種類を選ぶ

玄関や勝手口、会社・店舗の出入り口など、外からの不正侵入を防ぐために鍵を交換したいという場合は、「防犯性」を重視しますよね。防犯性は、シリンダーの耐ピッキング性能や耐破壊性能や登録制かどうかなどで変わってきます。これもメーカーだけでなく、品番によって様々ですので、実際に防犯性を重視して鍵交換を依頼される方がよく選ばれるシリンダーを3つご紹介いたします。

カバスターネオ

KABA社製の防犯性の高いディンプルシリンダーです。ピンの数は5列で最大26ピン、理論鍵違い数は2兆2千億通りというハイセキュリティのシリンダーです。耐ピッキング性能・耐鍵穴壊し性能は共に10分以上で、高性能であることが分かります。

カバスターネオはシリンダー自体のセキュリティレベルも高いですが、「登録制シリンダー」という面も兼ね備えています。登録制シリンダーとは、誰かが勝手に合鍵を作れないように、登録された所有者しか鍵の複製ができないシリンダーのことを言います。

そのため、「勝手に鍵を使って合鍵を作られた!」という自体を予防することができます。ただし、自分が鍵をなくしてしまった際は、鍵屋さんでは合鍵を作れないものになるため、自分でメーカーに発注しなくてはならず、時間もかかるので注意が必要です。鍵は紛失することを前提に作られていませんが、もしも不安なら別の鍵にした方がいいでしょう。

V-18

GOAL社製のディンプルシリンダーで、ピンの数は3列の18本、理論鍵違い数は120億通りという防犯性の高い鍵です。マンションなどで、よく使われています。V-18はドリリングに強いという特徴を持っています。

ドリリングとは、ドリルなどを使ってシリンダーを破壊して侵入することをいいます。V-18には、焼入鋼製のセクションピンとドリリング防止板の2種類のドリリング対策がされており、耐鍵穴壊し性能は10分以上になっています。これだけ聞くと、カバスターネオと同じように思うかもしれませんが、V-18は純正キーに刻印されている鍵番号が分かれば合鍵が作れてしまうので、鍵カバーを使うなどして注意しましょう。

PRシリンダー

MIWA社製のロータリータンブラータイプのシリンダーで、タンブラー数は11列11枚の理論鍵違い数1,000億通りの防犯性の高い鍵です。耐ピッキング性能は10分以上で、ドリリング対策の部品も複数使われています。こちらも、V-18と同様に鍵番号が分かれば合鍵が作れてしまうので、鍵カバーなどを使うなどして注意しましょう。

交換するのが難しい鍵の種類

鍵の種類によっては、初めて鍵交換を自分でやる人、mm(ミリ)やΦ(パイ)などが書かれた説明書を見るのが苦手な人、寸法を測ったり細かい作業が苦手な人には不向きな鍵もあります。念のため、その一例をご紹介したいと思います。

電子・電気錠

電子・電気錠の場合は、元々取り付けられている錠前と違うものをつけようとした場合、扉の穴開け加工などを行う必要があるため、初めて鍵交換をする人には難しいかと思います。特に取り付け不備があると、取り付けてから数日後に鍵が開かなくなるということがあります。

特に、マンションのオートロックなどの電気錠のように電気配線工事が必要な錠前は、そういった特殊な工事ができる業者でないと交換や取り付けができないため注意しましょう。

キーレス錠(電子・電気以外)

通常のシリンダータイプの錠前から、キーレックスなどのキーレス錠に交換する場合は、電子・電気錠と同じように扉に穴あけ加工をする必要があります。穴あけ加工をする際は、設計図などの図面を見て、自分で穴を開ける位置などを確認しないといけないため、初めて鍵交換をする人には難しいかと思います。

>>>電子錠後付け!玄関ドアの鍵 キーレス タッチキー 料金相場

部品自体は簡単に手に入りますが、取り付けができなくて困っている・選ぶ部品を間違えてしまったなどの失敗があるため、シリンダータイプからキーレス錠への交換を考えている人は業者に相談することをおすすめいたします。

鍵の種類が違うものを無理やり交換した場合

鍵の種類が違う部品を購入したけど、部品代がもったいないから扉に穴を開けるなどして無理やり交換した場合は、扉に空けた穴を埋めるなどの作業が発生する場合があります。穴を埋めることができても、そこだけ扉の中で違和感がでるため見た目が気になってしまう可能性もあります。

扉そのものを交換することになると、部品代よりも圧倒的に費用がかかってしまいます。そのため、鍵の種類を間違えてしまった場合は、きちんと適した種類の鍵を購入しなおすこともしっかりと検討することをおすすめいたします。

まとめ

今回は、鍵交換を自分でやろうと思っている人に向けて、錠前・シリンダーの種類の説明や場所別・防犯性別の鍵の選び方などをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。初めて鍵交換をする人や、mmやΦといった数値を見たり、寸法を測るなどの細かい作業をする人にとっては辛い作業になるかもしれません。

特に、部品選びなどは使っている部品が廃盤になっていると、寸法を測ってそれに合った部品を探さなくてはいけなくなるため難易度が上がってくるかと思います。自分でやるのが難しいと思ったら、プロに任せてみてはいかがでしょうか。