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説明 庭木を植えようと思っても、これから何年も何十年も付き合うことになるので、どんな種類の庭木を植えるのか迷ってしまいますよね。そもそも、どんな種類があるのかも分からないことが多いと思います。そこで、今回は庭木の種類の中でも「常緑樹」について紹介をしたいと思います。
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1年を通して常に葉っぱをつけている樹木のことをいいます。この説明だけ聞くと、同じ葉っぱが何年もずっとついていると思ってしまいますよね。ずっと同じ葉っぱが生き続けるのではなく、どこかの葉っぱが落ちてしまっても、違う場所で葉っぱが育って、常に緑を保っているのが常緑樹です。常緑樹にも、常緑広葉樹と常緑針葉樹があります。
常緑樹の中で、被子植物に含まれるものが常緑広葉樹です。葉っぱの大きいものが広葉樹で、細いものが針葉樹と思っている人もいますが、中には葉っぱは大きいけど針葉樹といったものがありますので注意しましょう。主な例には、オリーブや、カンツバキ、キンカン、クスノキ、クチナシなどがあります。
常緑樹の中で、裸子植物に含まれるものが常緑針葉樹です。広葉樹の対になる樹木です。主な例には、アカマツ、アスナロ、イヌマキ、エゾマツ、ヒノキなどがあります。
常緑広葉樹にも、色々な種類の木があります。食べられる実を付けられるものが多いので、初めて庭木を育てる人にも人気があります。それぞれ特徴があり、選ぶポイントが違ってきます。そこで今回は、木の高さ別に常緑広葉樹の一例をご紹介いたします。
常緑広葉樹の中であまり高くならない木には、アセビ・シャクナゲ・クチナシ・キンカンなどがあります。木が大きくなりすぎると日差しが入ってこなくなるのが心配、手入れが自分でできなくなるのはちょっと・・・という場合は低木・中木がおすすめです。
アセビは、濃い緑色の葉っぱで、春(2月終わりから4月始めごろ)に白い小さい花を咲かせます。アセビは漢字で「馬酔木」と書きます。これは、アセビの葉っぱに毒があり、馬がそれを食べると酔ったようにふらついてしまう木であるところから付けたといわれています。育つと、1.5~2.5mぐらいの高さになります。
色鮮やかな花を咲かせるシャクナゲは、見たことがある人も多いかと思います。低木としてご紹介していますが、中には3m以上の高木になる品種もあるため、選ぶ際はしっかりと品種を確認するようにしましょう。
クチナシは、6~7月に白い花を咲かせ、秋には実をつけます。クチナシの実は黄色の染料としても使われています。クチナシという名前は、実が熟しても口が開かないことから「クチナシ」になったといわれています。育つと、1~2mほどの高さになります。
キンカンは、黄色や黄橙色の実をつけます。キンカンの実は、最初は黄色ですが熟して食べごろになると黄橙色になります。収穫時期は、2月~5月ごろです。育つと、1.5~2m位の高さになります。苗木から育てるとちゃんと実が収穫できるようになるまで、3年ほどかかるので、早めに実の収穫を楽しみたい人はある程度育ったキンカンを買うといいでしょう。
日差しが入ってくるのが気になる、大きな木が欲しいという場合は、高木がいいかと思います。常緑広葉樹の高木の例には、ビワ、ユズ、セイヨウヒイラギなどがあります。
ビワは、黄橙色の実をつけます。スーパーなどでも売られているので、実を見たことがある人も多いと思います。6月ごろが収穫時期で、育つと2~5mほどの大きさになります。暑さには強いのですが、寒さに弱いため冬の気温が氷点下になる地域では植えるのは避けた方がいいでしょう。
和食の料理によく使われている「ユズ」は、9月~12月ごろに実を収穫することができます。暑さに強く、病害虫にも強いので初めて庭木を育てる人でも育てやすい樹木です。育てると、2m以上の高さになります。品種によって、実が大きなもの、寒さに弱いものなどもあるため、選ぶ際は注意しましょう。
セイヨウヒイラギは、ギザギザの葉っぱで、赤い小さな実をつけます。育つと、6~8mほどの大きさになります。日本在来のヒイラギと葉っぱの形が似ているため間違えられやすいですが、実の色がヒイラギは暗紫色です。植える際は間違っていないか、注意しましょう。
今回は、庭木の種類のなかでも常緑樹についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。常緑樹は一年中葉っぱをつけているので、生垣などにぴったりの樹木です。初めて庭木を植えようと思っている方は、常緑樹を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
庭木を選ぶのに参考になった