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説明 トイレのウォシュレット(温水洗浄便座)から臭いがしてお困りではありませんか?ウォシュレット付近が臭いとき掃除で解消できる可能性がありますが、掃除するときは『ウォシュレットの取り外し方・掃除方法』などを確認しておくと安心です。そこで今回は、ウォシュレットの掃除方法などについてご紹介いたします。
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トイレのウォシュレット(温水洗浄便座)から臭いがしてお困りではありませんか?
トイレが臭い原因がウォシュレットの場合、ふだんは見えない場所に汚れがたまって臭いを発生させている可能性があります。
汚れている部分を掃除することで臭いは解消できますが、ウォシュレットは精密機械のため掃除するときは『ウォシュレットの取り外し方・掃除方法』などを確認しておくと安心です。
そこで今回は、ウォシュレットの臭いが気になるときの掃除方法などについてご紹介したいと思います。
トイレの便器やウォシュレットが汚れるおもな原因は『尿石・カビ・水垢』などです。
これらの汚れが混ざったり蓄積することで、トイレ特有のイヤな臭いを発生させることがあります。
ウォシュレットやその付近から臭いがするときは、『トイレを使用したときの汚れがウォシュレットのどこかにたまっている』可能性が考えられます。
ウォシュレットから臭いがするときのおもな原因箇所は、たとえば下記のとおりです。
また、『ウォシュレットの洗浄水が臭う気がする』といった症状でお困りの場合の対処法については、下記でご紹介しております。
>>>ウォシュレットの水が汚れている・臭いがすると感じる場合の対処法
ウォシュレット本体の裏側やつなぎ目部分は掃除道具が届きにくいため、汚れがたまりやすいことがあります。
ふだんは掃除ができない部分の汚れが蓄積して臭いがするときは、ウォシュレットを取り外して掃除を行いましょう。
ウォシュレットを取り外しての本格的な掃除はふだんからやる必要はありませんが、『数ヶ月~半年に1回』程度、大掃除のときなどを目安に行うのがおすすめです。
ここでは、一般的なウォシュレットの取り外し方をご紹介します。
取り外す手順はウォシュレットの機種によって異なる場合があるので、詳しい手順についてはウォシュレットの取扱説明書を確認されることをおすすめいたします。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
1.コンセントから電源プラグを抜いておく。
2.止水栓を閉めてから水栓レバーを引き、タンクの中の水をすべて抜く。
3.止水栓とウォシュレットを接続している部分のナットをレンチでゆるめて、止水栓からウォシュレットのホース・分岐金具を取り外す。ホースを外した時に水がこぼれてくることがあるため、下に雑巾とバケツを置いておくと安心。
4.便座の裏側に、便座を固定している2本のナットがある。このナットを、レンチや便座締め付け工具でゆるめて取り外す。
5.便座を持ち上げて取り外す。
最近のウォシュレットは、ボタンを押してスライドするだけで本体を取り外せる『ワンタッチ着脱機能』付きの機種も多くなっています。
ボタンで取り外すタイプのウォシュレットを外すときは、下記の手順を参考にしてみてください。
1.コンセントから電源プラグを抜いておく。
2.止水栓を閉めてから水栓レバーを引き、タンクの中の水をすべて抜く。
3.ウォシュレット本体の側面についているボタンを両側とも押しながら、便座ごと手前にずらして取り外す。
ウォシュレット本体を取り外すことができたら、本体裏側などの汚れをトイレクリーナーや固く絞った雑巾で落としていきましょう。
汚れが落ちにくいときは、雑巾に水でうすめた中性洗剤を付けてから固く絞って拭いてみましょう。
溝や細かい部分の汚れは、綿棒や布(またはトイレクリーナー)を巻いた割りばしを使います。
ウォシュレット本体には電子部品が入っているため、水や洗剤を本体に直接かけると故障するおそれがあります。
本体の掃除をするときは水気が入り込むことをなるべく避けて、水拭きの雑巾はしっかり絞って使用しましょう。
ウォシュレットのノズルは使用のたびに水が流れるため、ある程度汚れがつきにくい構造になっています。
しかし、ノズルの収納部分やノズルの水がかからない部分などに汚れがたまって臭いを発生させる可能性があるので、ウォシュレットの臭いが気になるときはノズルやノズル周辺の汚れについてもチェックしておきましょう。
ここでは、ウォシュレットのノズルから臭いがするときの対処法についてご紹介いたします。
ここでは、ウォシュレットノズルの掃除方法をご紹介いたします。
1.ウォシュレットの操作パネルにある、「ノズル掃除」ボタンを押してノズルを引き出す。ボタンがないときは、ゴム手袋を着用してから手でノズルを直接つまんで引き出す。
2.固く絞った雑巾に薄めた中性洗剤をつけて、ノズルやノズル収納部分の汚れをふき取る。雑巾が届きにくい細かい場所は、薄めた洗剤をつけた綿棒で汚れを取る。
3.洗剤をつけていない雑巾で水拭きをして完了。
ウォシュレットの洗浄機能を使用する以上、どうしてもノズルには汚れがついてしまうことがあります。
しかし、使い方を工夫することで多少ノズルの汚れを抑えやすくできる可能性があるので、『なるべくノズルをきれいに使いたい』という場合は下記の方法を参考にしてみてください。
ウォシュレットで洗浄するときの水の勢いが強すぎると、洗浄を行ったあとの汚水が飛び散ってノズルに付着する可能性があります。
ウォシュレットノズルは『洗浄で跳ね返ってきた汚水』がかかりにくいように角度を調整して設計されているので、汚水が飛び散らないように使用することである程度ノズルの汚れを抑えやすくなります。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
トイレ便器の掃除では歯ブラシが役に立ちますが、ノズル掃除のときは使用を控えたほうがいいでしょう。
ノズルやウォシュレット本体はプラスチック製のため、歯ブラシでこすると細かい傷がついて溝になり、その部分に汚れがたまりやすくなることがあります。
ノズル掃除ではなるべく柔らかい布や、すき間掃除用のスポンジブラシなどを使うようにしましょう。
最近のウォシュレットは、トイレを使用したときに発生した臭いを吸い込んでトイレの空間を快適に保つための『脱臭フィルター』が取り付けられている種類が多くなっています。
脱臭フィルターが臭い吸引を行う場合、臭いと一緒にほこりなどの汚れも吸引することがあるため、設置してから時間が経つとフィルターが汚れで目つまりすることがあります。
脱臭フィルターの機能が落ちてウォシュレットから臭いがするときは、脱臭フィルターの清掃を行いましょう。
ここでは、脱臭フィルターの取り外し方や掃除方法についてご紹介いたします。
※脱臭フィルターの場所や取り外し方はウォシュレットの機種によって異なる場合があるので、詳しい手順については取扱説明書をご確認ください。
1.電源プラグを抜く。
2.ウォシュレット本体の側面にある『本体取り外しボタン』を押しながらウォシュレットを手前に引き、本体を取り外す。
3.本体の裏側(底面)にある脱臭フィルターを取り外す。本体に引っかかっているツメを押して外す・ケースの中にあるフィルターを外すなど、機種によって場所や外し方が異なるので注意。
4.脱臭フィルターの汚れを歯ブラシなどで取り除く。
5.脱臭フィルターを取り付けて、ウォシュレットを元に戻す。
脱臭フィルターの汚れがひどい・破損や劣化があるときは脱臭フィルターの交換も検討してみましょう。脱臭フィルターはウォシュレットの機種ごとに形が異なるので、自分で購入するときは品番をしっかり確認ましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
『ネオレスト』など新しいタイプのウォシュレットの中には、本体を外さずに脱臭フィルターの掃除ができる種類があります。
本体側面やノズル収納部分の付近にあるフィルターを手前に引き出して、ブラシなどでほこりを落としましょう(取り外せない種類もあります)。
『ウォシュレットの臭いの原因が、ノズルから出る洗浄水かもしれない』と疑われる人は意外と多いです。
この場合、実際にウォシュレットの水に問題がある可能性も考えられますが、ノズルなどほかの部分の掃除をすることで解消するケースもあります。
ここでは、ウォシュレットの水が汚れている・臭いがすると感じる場合の対処法をご紹介したいと思います。
ウォシュレットの水はトイレタンクからの水ではなく、洗浄水用の配管からの水道水が使われているので、タンクの水の臭いが洗浄水に影響することはありません。
ここまでで、『タンクではなくノズルの汚れが洗浄水に付着して臭いがするのではないか』という疑問を持っている人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ウォシュレットを使用するときは常に新しい水が流れ続けているので、洗浄するときに直接汚水がかかることは少ないといわれています。
とはいえ、水が出る部分の周辺が汚れている状態だと洗浄水に雑菌が入ることも考えられます。気持ち的に抵抗があるときは、ノズルの使い方に気を付けたり、こまめに掃除して清潔を保つようにするといいでしょう。
ウォシュレット用の貯水タンクに温水をためて洗浄水を出す『貯湯式(貯水式)』のウォシュレットの場合、『1週間以上』の長期間使用しないとタンクの中の塩素がなくなって水が腐敗することがあります。
水が腐敗して臭いがするときは、いったん温水タンクを水抜きしてから、水をため直す方法で改善する可能性があります。
旅行などで貯湯式のウォシュレットを長期間使用しない場合は、腐敗の防止に水抜きを行っておくことをおすすめします。
ここでは、貯湯式ウォシュレットの水抜きのやり方をご紹介いたします。
※ウォシュレットの機種によって手順が異なる場合があるので、詳しいやり方については取扱説明書をご確認ください。
1.ウォシュレットの電源を切り、電源プラグをコンセントから抜く。
2.止水栓を閉めてからレバーで水を流し、タンクの水を抜く。
3.水抜き栓(本体の側面や操作パネルの裏側などについている)を取り外して本体の水を抜く。水抜き栓を取るときに水がこぼれてくるので、下にバケツなどを置いて水を受ける。
4.ウォシュレット本体取り外しボタンを押しながら本体を手前に引き、水抜き栓の方向に傾けて本体の水を抜く(水抜き栓の部分を便器に向けて便器の中に水を流す)。
5.ウォシュレット本体を便器の上に垂直に立てて、底面にあるタンク水抜き栓をマイナスドライバーで左に回して外す。
6.本体を下に傾けて、便器内に貯水タンクの水を流す。
7.タンク止水栓と水抜き栓を元に戻して、ウォシュレットを便器に取り付け直す。
水抜き後に使用を再開するときは、止水栓を開けてからウォシュレットの電源を入れ、着座した状態で洗浄ボタンを押して動作確認を行いましょう。
動作確認をするときは、洗浄水が飛び散らないようにビニールなどで便座を覆っておくか、ノズルの水が出てくるところに紙コップやプラスチックカップをセットして水を受け止められる状態にしておきます。
ウォシュレットの臭い対策では、『こまめに掃除をする』ことが効果的です。
ウォシュレットの使用頻度にもよりますが、『週に1回』程度はウォシュレットの掃除を行って、汚れが蓄積しないように予防しておくことをおすすめいたします。
ウォシュレットのふだんの掃除は、たとえば下記のような方法があります。
ウォシュレットの掃除方法は、下記のページでもご紹介しております。
>>>ウォシュレット裏側の掃除方法【図解】~取り外し方や尿石の落とし方を解説~
今回は、ウォシュレットの臭いが気になるときの対処法についてご紹介させていただきました。
ウォシュレットから臭いがするときは、ウォシュレットを取り外して掃除したり、ノズル・脱臭フィルターの掃除をすることで解消できる可能性があります。
臭いの原因はトイレで発生する汚れによるものなので、臭い防止・対策には『こまめな掃除』が効果的です。
週1回程度はウォシュレットの拭き掃除などを行い、数ヶ月~半年に1回程度は本体を取り外して本格的な掃除を行うことをおすすめいたします。