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説明 蛇口をセンサー付きの自動水栓にする方法をお探しではありませんか?自動水栓には既存の蛇口に後付けできる種類もあり、手順や注意点を押さえておけばDIYでも比較的簡単に取り付けることができます。そこで今回は、蛇口にセンサーを後付けして自動水栓にする方法や、使用時の注意点をご紹介します。
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蛇口をセンサー付きの自動水栓にする方法をお探しではありませんか?
ハンドルやレバーを使わずに水を出せる自動水栓は衛生面や機能面にすぐれているため、一般家庭での使用を検討する人も増えてきています。
自動水栓には既存の蛇口に後付けできる種類もあり、手順や注意点を押さえておけばDIYでも比較的簡単に取り付けることができます。
そこで今回は、蛇口にセンサーを後付けして自動水栓にする方法や、使用時の注意点についてご紹介したいと思います。
センサー水栓とは、蛇口のセンサー部分に手をかざすとセンサーが反応して自動で水を出す機能を持つ水栓のことで、自動水栓とも呼ばれます。
商業施設や駅、オフィスのトイレなど多くの人が利用する場所の水栓に取り付けられていることが多いですが、現在は家庭の台所や洗面所など一般向けの製品も数多く生産・販売されています。
一般家庭用のセンサー水栓の場合、蛇口にセンサーが内蔵されているタイプだけではなく、既存の蛇口にセンサーを後付けして自動水栓として使えるタイプもあります。
まずは、蛇口に後付けして自動水栓にできるセンサー水栓についての基本的な説明や、蛇口を自動水栓にした場合のメリットなどについて解説いたします。
レバーやハンドルを操作して水を出す一般的な手動蛇口を自動水栓にする場合、下記の2通りの方法があります。
後付けタイプの自動水栓の場合、「センサー部分」のみを既存の蛇口に取り付けて自動水栓として使用することができます。
「なるべく手間や時間をかけずに自動水栓にしたい」「既存の蛇口はそのまま使いたい」というときは、センサーを後付けして自動水栓にする方法がおすすめです。
『自動水栓』と聞くと、なんとなく便利そうなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
実際に取り付けて使用することを考えているときは、具体的にどんなメリットがあるのかを詳しく知っておくとより検討しやすくなると思います。
そこでここでは、蛇口にセンサーを後付けして自動水栓にした場合のメリットを一覧でご紹介いたします。
メリット | 説明 |
---|---|
衛生的 | 蛇口のレバーやハンドルに触らずに水を出せるので、蛇口を衛生的な状態に保てる。また、感染症対策にも効果的。 |
蛇口の閉め忘れ防止(オートストップ機能付きの場合) | センサーから手を離せば自動で水が止まるので、「蛇口を閉め忘れて水が出しっぱなし」になるのを防ぐ。 |
節水効果 | 手をかざしている間だけ水が出るので、必要なときだけ水を使って水のムダづかいを効果的に防止する。 |
蛇口をひねる必要がない | 蛇口を操作する必要がないので、力がない子供やお年寄りでも簡単に蛇口を使える。 |
工事不要 | 既存の蛇口にセンサーを後付けするだけで設置できるため、業者を呼んだり大掛かりな作業をする必要がない。 |
賃貸住宅で使用できる | 既存の蛇口をそのまま利用して後付けするので、設備交換ができない賃貸住宅でも使用可能。ただし、退去時は忘れずに取り外しておく。 |
手動への切り替え(切り替え機能付きの場合) | 水を長時間出したいときは、センサー機能をオフにして手動タイプに切り替えられる。 |
センサー式の蛇口にはさまざまな種類がありますが、実際に蛇口に取り付ける際は『取り付けタイプ』をあらかじめ確認しておくことをおすすめいたします。
蛇口のセンサーは、おもに下記の取り付けタイプがあります。
ここからは、蛇口に後付けできるセンサー水栓の種類を『取り付けタイプ』ごとにご紹介したいと思います。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
蛇口の先端にある吐水口(パイプ)部分にセンサーを取り付けて、センサー部分で蛇口の開け閉めを行うタイプの自動水栓です。
吐水口の形や大きさが適応していれば取り付けられるため、比較的多くの種類の蛇口に使用することができます。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
蛇口全体にセンサー機器をかぶせて、センサーでハンドルを操作して自動水栓にするタイプです。
この種類は「ハンドル式単水栓」のみ取付可となっています。
また、吐水口(パイプ)が回転するタイプ・回転しないタイプで適応する製品の種類が異なるので注意が必要です。
パイプ部分や本体部分など、蛇口にはじめからセンサー機器が内蔵されているタイプです。
この種類のセンサー水栓は後付けができないため、蛇口交換をして取り付ける必要があります。
既存の蛇口と種類や取付穴のサイズが合っていれば、既存の蛇口を取り外して設置することが可能です。
>>>蛇口にセンサーを後付けするのが難しいときは『センサー付き蛇口に交換』
ここからは、蛇口にセンサーを後付けするときに必要な準備や、取り付けるときの手順について解説していきたいと思います。
蛇口のセンサーは製品によって細かい仕様が異なる場合があるので、センサー本体の取扱説明書も合わせて確認しておくことをおすすめいたします。
蛇口にセンサーを後付けする場合、既存の蛇口に追加で部品を取り付ける形になるので、水が出てくる位置が現在より低くなることに注意が必要です。
本体部分が低いタイプの蛇口や、シンクや洗面ボウルが浅いと取付後に不便を感じる可能性もあります。
取り付ける前に「吐水口から排水溝までの長さ」を測って、センサー本体を取り付けたときに手を差し込む隙間がどのくらいあるかを確認しておきましょう。
吐水口に取り付けるタイプの蛇口センサーは、製品によって適応する吐水口の大きさが決まっているので、センサーを購入する前に吐水口の直径(外径)を測っておきましょう。
また、吐水口の先端に泡沫キャップなどのキャップ類が付いているときはキャップが外ネジか内ネジかで使用するアダプターが異なるので、ネジの形状も確認しておきます。
ここでは、吐水口に取り付けるタイプの蛇口センサーを後付けする方法についてご説明いたします。
※詳しい取り付け方はセンサー機器の種類によって異なるため、取扱説明書を参考にしてください。
1.センサーの中に異物が入るのを防ぐため、手動で30秒ほど水を出し続けて蛇口の中を洗い流す。
2.吐水口に泡沫キャップなどキャップ類がついているときは、パッキンと一緒に取り外す。パッキンは吐水口側に残っていることがあるため、吐水口側も確認しておく。
3.既存の蛇口の吐水口の形に合うアダプターを選び、取り付ける(センサー機器の種類によっては、アダプターの外側にキャップなど付属の部品をかぶせる場合がある)。
4.アダプターを締めて固定する。固定する道具はセンサー機器の種類によって異なる(付属のスパナや硬貨など)。
5.センサー本体をアダプターと接続する。センサーが本体の前に付いているときは、センサーの向きを調節しながら取り付ける。
6.蛇口のハンドルを開けて水漏れがないかを確認し、センサーを作動させて動作確認をしたら完了。
ここでは、蛇口にかぶせるタイプのセンサーを後付けするときの手順をご説明いたします。
※詳しい取り付け方はセンサー機器の種類によって異なるため、取扱説明書を参考にしてください。
1.センサーの中に異物が入るのを防ぐため、手動で30秒ほど水を出し続けて蛇口の中を洗い流す。その後、止水栓を閉めておく。
2.蛇口のハンドルを反時計回りに回して取り外す。手で外せないときは、ハンドルの根元にあるナットをモンキーレンチでゆるめてから取り外す。
3.蛇口本体にコマパッキンが残っているときは、コマパッキンを取り外す。
4.センサーのアダプターを蛇口本体に入れて、時計回りに回して取り付ける。アダプターは手で取りつけてから、モンキーレンチで増し締めして固定する。
5.センサー本体を蛇口にかぶせて、付属の工具などを使用して固定する。
6.止水栓を開けて、センサーの動作確認をしたら完了。
センサー水栓は普通の蛇口とは異なる特徴を持つので、使用時はいくつか注意点もあります。
自動水栓を適切に使用するためには、注意点についても押さえておくと安心です。
ここからは、蛇口にセンサーを後付けして使うときの注意点についてご紹介したいと思います。
手動の蛇口はレバーやハンドルの動かし方によって勢いよく水を出すことができますが、自動水栓は「水を出す/止める」機能のみとなっている場合があります。
「強めの水勢で洗い物がしたい」といったときは、自動水栓の水量だと物足りなく感じることがあるため注意が必要です。
センサー式の自動水栓は、水の出しっぱなしを防止するために、一定時間で自動的に水が止まる「オートストップ機能」がついている種類も多くあります。
どのくらいで水が止まるかはセンサー機器の種類によりますが、「3分」や短いものだと「30秒」程度で止まってしまう種類もあるため、大きな容器に水を溜めたいときなどは不便に感じる可能性もあります。
長時間水を出すことが必要な場合は、手動操作に切り替えられる機能が付いているセンサー水栓を選ぶといいでしょう。
蛇口の吐水口に後付けするタイプのセンサーは、蛇口の種類によっては取り付けられない場合があります。
たとえば下記のような種類の蛇口は吐水口への後付けに適応していないため、蛇口交換で自動水栓にすることをおすすめいたします。
センサー機器の中でも性能があまりよくないものは、センサーが不具合を起こしやすくなる可能性があります。
たとえば、センサーの感度が悪いと手をかざしても水が出てこないことがあります。また、センサーが誤検知を起こすと、蛇口の前を通っただけで水が出てきてしまう不具合が出る場合があります。
ノーブランド品や低価格帯の製品は上記のような誤作動が多くなりやすい傾向にあるので、なるべく信頼できる大手メーカーの製品を選ぶようにしたほうが安心です。
センサーの誤検知で水が出てくる場合、センサーの感度が高すぎる可能性が考えられます。
この場合は、センサーの感度を抑える付属のフィルムを貼ることである程度の対策が可能です。
蛇口のセンサーは電気で動かしているため、電池や電源からの電気がなくなると動かなくなります。
電池式の場合は電池(充電)切れ、コンセントからの電源式の場合は停電による操作不能に注意しましょう。
センサーの取扱説明書などには稼働時間の目安が書いてあるので、電池式・充電式のセンサーを使っているときは電池切れの時期をおおまかに把握しておくと安心です。
蛇口の種類がセンサーの後付けに適していないなど、既存の蛇口を使って自動水栓にするのが難しいときは、「蛇口交換でセンサー付き蛇口を取り付ける」という方法もあります。
センサー付き蛇口はほとんどが「ワンホール水栓」のため、ここではワンホールタイプの蛇口をDIYで交換する方法についてご紹介したいと思います。
ワンホールタイプの蛇口を交換するときに必要な準備は、下記のとおりです。
蛇口を交換する場合、蛇口本体や部品を取り外すための工具が必要になります。
蛇口交換作業を行うときは、下記の工具を用意しておきましょう。
ワンホールタイプの蛇口は、天板に取り付け穴が1つ空いていて、そこから蛇口を差し込んで設置・固定します。
そのため、蛇口本体の直径が取り付け穴の直径と合っていれば、センサー付きの蛇口を取り付けることができます。
自動水栓を自分で購入する場合は、あらかじめ取り付け穴の大きさを測って取り付け場所に適応するかどうかを確認しておきましょう。
1.止水栓を閉めておく。
2.止水栓とつながっているホース2か所のナットを、レンチを使ってゆるめる。
3.ナットが外れたらホースを取り外す。
4.シャワーホースのストッパーを下に下げて、シャワーホースを取り外す。
5.水栓本体を固定しているロックナットを、レンチを使って外す。
6.洗面台の上から、蛇口を抜き取る。
7.洗面台の取付穴から、新しい水栓を差し込む。
8.レンチを使って、止水栓のナットを締めてホースをつなげる。
9.シャワーホースを取り付ける。「カチッ」と音がするまでしっかりはめこむ。
10.止水栓を開けて完了。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
既存の蛇口がセンサーを後付けできない種類だった場合は、センサーつきの自動水栓に交換する方法もあります。
自分で蛇口交換作業をするのが大変なときは業者に相談するという人も多いですが、業者に依頼する場合は費用がいくらかかるのかが気になると思います。
そこでここからは、蛇口をセンサー付き自動水栓に交換して後付けする作業を業者に依頼した場合の費用についてご紹介いたします。
蛇口の修理交換を業者に依頼した場合の料金は、蛇口の種類など作業内容によって異なります。
正確な費用を知りたいときは、3社程度に見積もりを依頼して見積書の内容を比較すると相場がわかるので安心です。
ここでは費用をイメージしやすいように、生活救急車でセンサー付き蛇口の修理交換を行った場合の料金事例をご紹介いたします。
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
洗面所の水栓から水が漏れるとのことで訪問しました。経年劣化により蛇口の動きも重く、蛇口付近及び水栓本体の下部から水が漏れ出ている状況でした。新しい水栓に交換施工させていただきました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
2F 洗面所の混合水栓交換 | 16,500円 |
KVK 部品代 | 17,380円 |
防水処理 軽作業 | 8,800円 |
合計 | 42,680円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
洗面台の水栓から水が漏れるとのことで訪問しました。経年劣化により水栓本体の下部から水が漏れている状況でしたので、新しい水栓に交換致しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
洗面台 混合水栓交換 | 16,500円 |
TOTO 部品代 | 38,060円 |
合計 | 54,560円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
洗面台の水栓の水が止まらず、お湯も出てこないとのご相談をいただきました。カートリッジのパッキンが割れていることが水が止まらない原因と考えられましたが、お湯が出ない原因は不明でした。交換を御希望で、同商品は廃盤のため他メーカーでの交換となりました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
洗面台のコンビネーション混合水栓交換 | 16,500円 |
LIXIL 部品代 | 59,400円 |
合計 | 75,900円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
今回は、蛇口にセンサーを後付けして自動水栓にする方法についてご紹介いたしました。
蛇口に後付けするセンサーは、蛇口の種類やサイズなど「センサー本体に取り付け可能な種類かどうか」を事前に確認しておくことが大切です。
後付けができないときは水栓ごと交換する方法もありますが、DIYでの交換が難しいときは業者に相談することもあると思います。
生活救急車では、蛇口の交換を承っております。現地見積もりは無料で承っておりますので、料金をお知りになりたい方は現地見積もりをご利用ください。
蛇口の閉め忘れに良いですね