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説明 毛虫を駆除するやり方がわからなくてお困りではありませんか?毛虫を放っておくと大量発生して不快な思いをしたり、葉を食べて植物を弱らせるので、なるべく早めに駆除をすることが大切です。そこで今回は、毛虫駆除のやり方や、木酢液・駆除薬の使い方についてご紹介いたします。
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毛虫を駆除するやり方がわからなくてお困りではありませんか?
「庭で育てている植木や草花に毛虫がついていた」という経験をしたことがある人は多いと思います。
毛虫を放っておくと大量発生して不快な思いをしたり、葉を食べて植物を弱らせるので、なるべく早めに駆除をすることが大切です。
そこで今回は、毛虫駆除のやり方や、木酢液・駆除薬の使い方についてご紹介いたします。
自力で毛虫駆除をする場合は、「殺虫剤」「駆除剤」を使った駆除方法がおすすめです。
しかし、毛虫には毒を持った種類もいるため、駆除を行う際はしっかりと準備しておくことをおすすめいたします。
毛虫の駆除は、「生まれたばかりの時期」に合わせて行うのがおすすめです。
生まれたばかりの毛虫は殺虫剤が効きやすい、集団行動をするのでまとめて駆除しやすいなど、駆除の難易度も比較的低くなります。
毛虫の発生時期は毛虫の種類ごとに異なるため、駆除を行うときは毛虫の特徴をチェックして種類も特定しておくといいでしょう。
ここでは、家庭の庭木によく発生するおもな毛虫の種類と特徴、種類ごとの発生時期をご紹介いたします。
種類 | 特徴 | 発生時期 |
---|---|---|
チャドクガ | 有毒。黄色または薄い茶色の体に、黒と白の筋が入っている |
4月~6月、8月~9月 |
イラガ | 有毒。ウミウシのような形で、鮮やかな緑色。体中にとげがついている |
6月~8月、9月~10月 |
アメリカシロヒトリ | 無毒。成長すると3cm位の大きさ。頭部は黒く、薄い黄色~灰色の体 |
6月~7月、8月~9月 |
マイマイガ | 生まれたばかりの幼虫のみ有毒。頭部に目玉のような模様がある。 |
5月~7月 |
駆除のタイミングが発生時期の後半以降になった場合は、毛虫が成長して木全体に分散していたり、数が増えていて駆除が難しくなってしまうこともあります。
毛虫が大量・広範囲に発生しているときは、業者に相談することも検討しましょう。
一部の毛虫は、毛やとげに触れると痛みやかゆみ、腫れなど皮膚炎の症状を引き起こす種類がいます。
下記のような毒を持つ毛虫が発生しているときは、十分注意しながら駆除作業を行いましょう。
上記のような毒のある毛虫の場合は、毒針毛を固めて飛ばせなくする固着剤を使うのがおすすめです。
毛虫の駆除薬は、ホームセンターの園芸コーナーや、ネットショップでも購入できます。
手軽に入手できますが、種類によっては強力な薬剤が使われているものもあるため、使用前に使い方を確認しておくと安心です。
そこでここからは、毛虫の駆除薬の種類と使い方についてご紹介したいと思います。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
殺虫剤では一般的な、スプレータイプの駆除剤です。家庭に植えられている庭木や草花に使う場合は、そのまま使える殺虫スプレーがおすすめです。
使い方は蚊やゴキブリ用の殺虫剤と同じで、毛虫に直接スプレーを吹き付けるだけです。殺虫成分が効いた毛虫は、葉や枝につかまれなくなってポトポトと落ちていきます。
毛虫は庭木の葉や枝にくっついていることが多いため、殺虫剤で駆除する場合は庭木にも殺虫剤がかかります。
強力な薬剤は庭木を弱らせてしまうこともあるので、庭木や植え込みに殺虫剤を使うときは「樹木用」の殺虫剤を選ぶといいでしょう。
樹木用の殺虫剤は、「水性」の表記があるかどうかでも確認できます。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
毒のある毛虫を駆除する場合、風や殺虫スプレーで毒針毛が抜けて被害を受けるおそれがあります。
そこで、駆除の前にこの固着剤を散布しておくことで毒針毛の飛散を押さえることができます。
製品には「チャドクガ」と書かれていますが、毒針毛が抜ける「ドクガ類」全般に使用できます。
殺虫成分は含まれていませんが、固着剤がかかった毛虫は気門(体についている呼吸するための穴)がふさがれて窒息死します。
『毒針毛固着剤を使えば万全』のように思えますが、駆除をする際は殺虫スプレーも併用するのがおすすめです。
というのも、毛虫は葉っぱの重なり合う部分や裏側に隠れていることが多いので、固着剤を打ち漏らした毛虫がいる可能性があるからです。
また、固着剤を使用するときでも、駆除前に風で毒針が飛んでくることもあるので、刺されないように厚着して肌を守っておきましょう。
ここからは、自分で毛虫を駆除するときのやり方をご紹介いたします。
毛虫を駆除するときは、なるべく風がない、または少ない日を選ぶようにしましょう。
毒毛虫の毛が飛んだり、毛虫自体が飛ばされてしまうこともあるので、強風が吹いているときは時間や日程を変更したほうが安全です。
毛虫の駆除作業に必要な道具は、下記の通りです。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
帽子はなるべく「農業用」の、面布がついたものを用意した方が安心です。また、マスクも下記のような農業用マスクが販売されています。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
ここでは、毛虫用の殺虫スプレーで毛虫を駆除するときの手順をご紹介いたします。
1.毛虫の発生している場所を確認してから、毛虫に向かって殺虫剤をスプレーします。
毛虫は葉の裏に集団で隠れていることも多いため、葉の裏までしっかり殺虫剤を散布しましょう。
2.駆除した毛虫の死骸ごと枝や葉を切り落として、ゴミ袋に入れます。地面に落ちた死骸は、割りばしやピンセットで回収してゴミ袋に入れます。毒毛虫の場合、死骸でも刺されると症状が出るので手でつかむのはやめましょう。
3.ゴミ袋の口をしっかり縛って、可燃ごみとして処分します。ゴミが回収されるときに被害が出ないように、ゴミを出す際は「毛虫注意」などの張り紙をゴミ袋の表側に貼っておくようにしましょう。
殺虫剤をなるべく使いたくないという場合は、『熱湯』を毛虫に直接かけて駆除するという方法があります。
やり方は簡単で、沸騰させたお湯を毛虫に直接かけるだけです。
ただ、この方法は『植物が枯れる可能性がある』『毛虫に近づく必要がある』といったデメリットがあります。
熱湯で毛虫を駆除するときは、『丈夫な樹木の一部の枝葉のみ』に使用するようにしましょう。
幼い木や弱った樹木にお湯をかけると、枯れる原因になります。また、丈夫な樹木でも広範囲に熱湯をかけると、枯れてしまいます。
熱湯をかけるときも、『ひしゃくに少量汲んで、毛虫に直接かける』というようにお湯を使う量は最小限に留めるようにしましょう。
「殺虫剤や農薬を使うと植物に影響が出そうで不安」という人もいらっしゃると思います。
そんなときは、「木酢液」を使った毛虫の対策方法を試してみてはいかがでしょうか。
ここからは、木酢液で毛虫を寄せ付けなくする方法についてご紹介いたします。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
木酢液とは、木を焼いた煙を冷やして液体にしたものです。竹を焼いて作った場合は、竹酢液と呼ばれます。
木酢液からは多くの昆虫が苦手な「木の焼けたにおい」がするため、水と混ぜて植物にまくことで毛虫を寄せ付けにくくする効果が期待できます。
ただし、毛虫の駆除効果はありません。
木酢液を毛虫対策で使うときは、原液を水でうすめてからスプレーボトルなどに入れて散布します。全体にまくだけではなく、葉の裏までまんべんなくスプレーしましょう。
植物に直接散布する場合は、水で500倍~1000倍くらいに薄めてから使用します。
木酢液の濃度が濃すぎると植物の成長を妨げてしまうことがあるため、必ず製品ラベルに書いてある適正濃度を確認しておきましょう。
時間が経つと木酢液の効果が薄くなっていくので、毛虫の発生時期が終わるまで2週間に1回くらいの頻度で散布を行いましょう。
木酢液は、すでに庭木についた毛虫を追い出すより、毛虫が発生する前の時期に予防として散布すると効果的です。
ただし、すでに毛虫がついている植物に使った場合でも「スプレーを忌避して毛虫がわかりやすい場所に逃げてくる」などの効果が出ることもあります。
逃げてきた毛虫を放置すると、木酢液の効果が収まったときにまた食害されるおそれがあるので、割りばしやピンセットで捕まえてから殺虫剤で駆除しましょう。
自力での毛虫駆除が難しい場合は、害虫駆除業者に毛虫の駆除を依頼すると安心です。
しかし、業者に作業を依頼する場合は費用がいくらかかるのかが気になると思います。
そこでここからは、毛虫の駆除を業者に依頼した場合の費用についてご紹介いたします。
業者による毛虫駆除にかかる費用は、駆除する木の数や駆除方法など、作業内容によって異なります。
正確な料金を知りたいときは、業者に相談して現地での見積もりを依頼することをおすすめいたします。
ここでは費用をイメージしやすいように、生活救急車で毛虫の駆除作業を行った場合の料金事例をご紹介いたします。
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
枝垂桜に毛虫がたくさんついているとのご相談をいただきました。現場を拝見し、中木サイズの枝垂桜2本と、低木サイズのウメ2本の消毒を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
消毒 中木 シダレザクラ 2本 | 8,000円 |
消毒 低木 ウメ 2本 | 4,000円 |
合計 | 12,000円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
サザンカの木に毛虫が密集しているとのご相談をいただきました。現場を拝見し、薬剤散布にて対応いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
害虫対策工事 薬剤散布 一式 | 33,000円 |
合計 | 33,000円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
竹に毛虫がついてしまったとのご相談をいただきました。現場を拝見し、低木サイズの竹の消毒の他、低木サイズの木5本の剪定、低木サイズの木2本の伐採、機械刈りと草むしりによる除草と除草剤の散布に対応いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
剪定 低木 5本 | 20,000円 |
伐採 低木 2本 | 12,000円 |
消毒 低木 竹 | 2,000円 |
除草 機械刈り 9㎡ | 4,500円 |
除草 草むしり 5㎡ | 10,000円 |
除草 除草剤散布 14㎡ | 7,000円 |
ゴミ処分 枝葉 18袋 | 9,000円 |
合計 | 64,500円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
今回は、毛虫駆除のやり方についてご紹介いたしました。
庭木などに発生した毛虫の対策は、毛虫用の駆除薬で駆除する、木酢液を薄めて散布して予防する、などの方法があります。
しかし、広い範囲や数が大量に発生した場合は業者による噴射器や薬剤を使った駆除がおすすめです。
生活救急車では毛虫の駆除作業も承っておりますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。
毛虫の種類がよく分かり、散布する頻度も勉強になりました
木酢原液の希釈倍率がわかりました。
分かりやすい説明でした。ありがとうございます。
昨年害虫駆除業者に依頼したら8万円かかったということで、自力で毛虫駆除することを検討中です。 たいへんさんこうになりました、何とかなりそうです。
今年は毛虫の発生が多いと近所から聞いていて、悩んでいました。木酢酸なら家にあるので花壇の予防してみようと思います。
毎年毛虫の毛に刺されます。これからは正しい駆除の仕方を実践したいと思います