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害獣としてのハクビシンの特徴とは!

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害獣としてのハクビシンの特徴とは!

説明 「ハクビシンって、天然記念物でしょ?何をいってるの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、実は既に天然記念物ではなくなっています。現在では数が増えて、農作物や住宅への被害を出すため残念ながら害獣とまで言われています。今回は、そんなハクビシンの特徴などについてご紹介したいと思います。

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ハクビシンの特徴

ハクビシンとは、ジャコウネコ科ハクビシン属の動物です。「ジャコウネコ」で気づいた人もいると思いますが、日本で唯一のジャコウネコ科の哺乳類です。ネコのようなしなやかな体つきで、長い鼻筋と額から鼻にかけての毛並みが白くなっているのが特徴です。

食べる物も特徴的

ハクビシンは見た目も特徴的ですが、食べるものについても特徴があります。ハクビシンは雑食性ではありますが、糖度の高い果実を好んで食べるため、果樹園などでの被害が多いのです。ちなみに、果実以外にも野菜や昆虫、さらには小動物や鳥類も食べます。

行動的特徴

山林に生息しているため、木登りが得意です。夜行性で、昼間は住みかに隠れて、夜に巣から出て活動をしています。イタチなどと同様に、敵に襲われると肛門腺から液体を分泌して敵を威嚇します。また、1m以上ジャンプするなど、高い跳躍力を持っています。

繁殖の特徴

生後10ヶ月ほどで子供を産むことができ、妊娠期間は焼く2ヶ月で、1回で1~5頭出産します。実は、繁殖の時期などについては明らかになっていませんが、通年で発情・出産をするのではないかと言われています。家の中に巣を作り、そこで分娩することが多くあります。ネズミのように群れで生活するようになります。

外見的特徴

ハクビシンはメスよりもオスの方が、一回り体が大きいのが特徴です。体長は、約50~70cm前後、で体重は2~3kg程度です。

ハクビシンの扱い

ハクビシンは外来種であるか、在来種であるかはっきりしていない珍しい動物です。明治以降に毛皮用として中国から持ち込まれたという説と、江戸時代に描かれた絵の中にハクビシンに似た動物が描かれているから在来種だという説があります。

このように外来種か在来種かはっきりしていないため、ハクビシンは外来生物法の基準から外れて駆除が簡単にはできないのです。

実害と申請・許可が必要

ハクビシンは、いきなり駆除ができないのは先ほど説明したとおりです。まず、農作物が荒らされたり、家の中に巣を作られたという実害があり、各自治体に駆除の申請を出して許可をもらうことで初めて駆除ができます。そのため、害獣駆除業者に依頼しても、すぐに駆除ができるわけではないのです。

天然記念物の指定と解除

1976年には、長野県で天然記念物に指定されたハクビシンですが、農作物への深刻な被害により、1995年には指定を解除されています。

害獣としての被害

ハクビシンによる害獣としての被害には、家の中に巣を作り、夜行性のため夜に屋根裏で動きまわる、糞尿を家の中で排泄される、二次被害でダニやノミなどを移されるといったものがあります。

駆除後も糞尿の処理が重要

ハクビシンを駆除した後も、既に排泄された糞尿の処理をしておかないと二次被害が起こります。糞の回収や、巣の撤去、ダニ・ノミ・病原体の被害を防ぐために、殺菌消毒・消臭といった後処理が重要です。

まとめ

今回は、害獣としてのハクビシンの特徴や駆除がすぐにできないこと、後処理が必要なことなどについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。一度は天然記念物にまで指定されたハクビシンでしたが、今ではその指定も解除されて害獣とまで言われるようになりました。ハクビシンを見かけても、かわいいからといって餌などを与えないようにしましょう。

生活救急車 編集部
生活救急車 編集部
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株式会社小学館が発信するライフハックサイト「@DIME」でレスキューなびのお役立ち記事が紹介されました。
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