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説明 ホテルの金庫が開かなくなってしまい、お困りではありませんか?貴重品を入れた金庫が開かないと不安になって慌ててしまうかもしれませんが、適切な対策を行うことでスムーズに解決できるケースもあります。そこで今回は、ホテルの金庫が開かなくなったときの対策についてご紹介いたします。
ホテルの金庫が開かなくなってしまい、お困りではありませんか?
ホテルや旅館では、宿泊者の貴重品を保管しておくための金庫が備え付けてあるところが多いです。
外出中に貴重品を持ち歩かなくてもいいという利点がありますが、貴重品が入ったまま開かなくなった場合、非常に厄介なトラブルになる可能性があります。
「今後の予定に影響が出るかも」と不安になって慌ててしまうかもしれませんが、適切な対策を行うことでスムーズに解決できるケースもあります。
そこで今回は、ホテルの金庫が開かなくなったときの対策についてご紹介したいと思います。
ホテルの金庫は、客室のベッドやテレビなどと同様、ホテルの設備の一部です。そのため、自宅に置いている金庫とは対策のやり方が違う点があります。
また、金庫を開けたい人が「どんな立場か」によってできることが変わる点にも注意が必要です。
そこでまずは、ホテルの金庫が開かなくなったときにできることについてご紹介いたします。
ホテルの金庫が開かなくなったときは、あなたが「宿泊者側」「従業員側」のうちどちらの立場であるかによってできる対策が異なります。
こちらの記事では、ホテルの金庫が開かなくなったときの対処法を立場別にご紹介しておりますので、ご自身の状況に合わせた対策を試してみることをおすすめいたします。
宿泊客として金庫を一時的に使っているとはいえ、ホテルの金庫はホテル側の持ち物となります。
金庫を無理やりこじ開けたり壊したりすることはできませんので、適切な方法で開錠する必要があります。
もし、あなたが従業員の立場だった場合は、基本的にホテルの備品・設備である金庫の開け方は元から把握していることと思います。
それでも金庫が開けられないという状況の場合、金庫の故障などのイレギュラーなトラブルが発生している可能性が考えられます。
金庫の開け方は規定の方法以外にもいくつかあるので、どうしても開けられないときに備えて対策方法を確認しておくと安心です。
財布やパソコンなど、貴重品を入れた金庫が開けられなくなってしまったら、焦ってしまいます。
とくに、飛行機や新幹線など出発時刻までの時間があまりないときは余計に慌ててしまうかもしれません。
とはいえ、ホテルの備品である金庫を無理に開けるわけにもいきません。
ホテルの金庫が開かなくなってしまったときは、なるべく心を落ち着かせて、これから紹介する方法を試してみましょう。
宿泊しているホテルの金庫が開かなくなったときは、まず部屋に備え付けてある電話などでフロントに連絡をしましょう。
「開け方がわからなくて開けられない」場合はホテルの従業員なら開け方を知っているので、フロントに問い合わせれば開け方を確認できます。
「開け方を知っているが、トラブルで開けられなくなった」という場合も、フロントに報告することでマスターキーや非常開錠などの対応をしてもらえるはずです。
飛行機など出発の時間が迫っているときは、航空券や乗車券に記載してある時刻を伝えて緊急に対応してほしい旨も伝えておきましょう。
暗証番号式の金庫が開かなくなったときは、原因のほとんどは「正しい番号を忘れてしまった」ことだと思います。この場合、正しい番号を思い出して入力できれば金庫を開けることができます。
しかし、なかなか正しい番号を入力できずエラーが数回続いた場合、セキュリティのために金庫がロックされることがあります。金庫がロックされると、数分~1時間程度操作ができなくなり、暗証番号の入力ができなくなってしまいます。
急いでいるときに金庫がロックされると予定に支障が出るおそれもあるので、何度か心当たりの番号を試してみても開錠できないときは、フロントに連絡して対応してもらうことをおすすめいたします。
ホテルの金庫が開かなくなっているのに気づくタイミングの中で最悪なのが、「ホテル出発の直前」というケースです。
この場合、フロントに連絡して対応してもらって金庫が開かなかった場合は、ホテルの従業員の方が鍵屋を手配するのですが、鍵屋の到着を待っていると飛行機に間に合わないということがあります。
金庫の開錠を待っていると飛行機に間に合わなくなってしまうようなときは、「金庫の中のものを宅配してもらえないか」ホテル側に相談してみましょう。
しかし、金庫の中に入っているものが財布やパスポート、仕事で使うパソコンなどである場合は宅配でなくて、その場で取り出さなくてはならなくなります。
その場合は、飛行機の予約をずらす、別ルートの移動手段を確保するなどの必要性が出てきます。
予約をずらしたり、別ルートの移動手段の確保にかかる費用については、自費負担になる可能性が高いですが、ホテル側で対応してもらえることもあるので相談してみましょう。
※必ず費用が補償されるものではなく、ホテル側の対応次第になります。海外旅行中で、パスポートが取り出せなくなった場合などは、大使館・総領事館に相談してみましょう。
「ホテル備え付けの金庫が開かなくなった」という問い合わせは、ホテルで働いている人にとってはよくあることだと思います。
しかし、「マスターキーや開錠マニュアルでの対処ができなかった」など万が一の場合に備えた対策も確認しておくと、より安心できるのではないでしょうか。
そこでここからは、ホテルの従業員の立場で金庫が開かなくなった場合の対処法についてご紹介いたします。
あなたがホテルの従業員であれば、おそらくマスターキーによる開錠や緊急時のロック解除法がマニュアルなどで共有されているかと思います。
それらの規定の方法で金庫が開かないときは、使用しているメーカーのサポート窓口に電話して緊急時の開け方や暗証番号のリセット方法がないかを確認してみましょう。
ホテルの客室でよく見かける「利用者が自分で番号を設定して、施錠・開錠するタイプのセーフティボックス」の場合、マスターコードを管理者側で設定していなければ、初期設定の番号で緊急開錠することが可能です。
【緊急開錠・番号リセットの手順】
1.ロック解除ボタンまたは設定ボタンを長押しするか複数回押す
2.「00000」や「99999」などゾロ目の数字を入力
3.ロックが解除されたら番号を再設定して施錠可能
※メーカー・製品によって、手順が異なります。マスターコードを管理者側で変更している場合は、この方法は使えません。
本来であれば、安全面を考慮してマスターコードは変更するものですが、変更していない方、存在自体を知らない方も多いので、確認してみるのもいいでしょう。
金庫の基盤が故障している、マニュアルを紛失していて緊急時の開け方がわからない、など上記の方法でも開けられないケースも考えられます。
ご紹介した方法を試しても金庫を開けられないときは、鍵屋に開錠を依頼することをおすすめいたします。
鍵屋に連絡するときは、金庫のメーカーや開け方(鍵、テンキーなど)を伝えておくと、やりとりがスムーズになります。
※宿泊者様から直接お電話をいただいても、ご対応することはできません。また、鍵開けをする場合は、宿泊者様とホテルの従業員様の両方の立ち合いが必要になります。
金庫は基本的に防犯性を重視されて作られているため、鍵の構造が複雑で鍵屋でも開錠に時間がかかる場合があります。
しかし、「お客様の飛行機の時間が近づいている」といった緊急性を伴う状況のときは、鍵屋の開錠を待っていられないこともあると思います。
その場合は、金庫を破壊して鍵を開けるといったことも検討しておいた方がいいでしょう。
破壊開錠といっても、数秒で開くものではないため、時間がまったくないというときは最初から破壊開錠されることをおすすめいたします。
金庫は基本的にこじ開けや不正開錠に強いつくりとなっているので、金庫の破壊開錠を行うときは、電動ドリルなどの特殊な工具を使用します。
大きな音が出るため、他の宿泊者が寝ているような時間帯は金庫を音が出ても良い場所に移動しておくのが安心です。
今回は、ホテルの金庫が開かなくなったときの対策についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
宿泊者としてホテルの金庫を利用していて開けられなくなったときは、まずフロントに連絡をしましょう。従業員の立場で「ホテルの金庫が開かなくなった」と連絡を受けたときは、マスターキーや緊急開錠などの対策を行います。
しかし、それらの方法でも開けられないときは、なるべく早めに鍵屋に連絡して開錠を依頼することをおすすめいたします。
生活救急車では金庫の開錠を承っておりますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。まずは、現地見積もりからご対応させていただきます。