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混合水栓のレバーの動きが悪い・固い原因と修理方法とは?

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混合水栓のレバーの動きが悪い・固い原因と修理方法とは?

説明 混合水栓のレバーが固くて困っていませんか?長年使っていると部品が劣化したり、汚れが付着することでレバーの動きが悪くなってしまうことがあります。そこで今回は、混合水栓のレバーの動きが悪い・固い原因と修理方法をご紹介します。

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混合水栓のレバーが固くて困っていませんか?

レバーが固くなっている原因が汚れの場合は掃除で解決できますが、部品や本体に問題があるときは修理が必要です。

場合によっては自分で解決できる可能性もあるため、まずは原因のチェックから行うことがおすすめです。

そこで今回は、混合水栓のレバーが固い原因と修理方法をご紹介します。


混合水栓のレバーが固い原因

混合水栓のレバーが固くて操作がしにくいとき、考えられる原因はいくつかあります。

まだ交換して数年程度の新しいものなら汚れの固着である可能性が高いですが、10年近く使用しているなら内部部品が劣化していることもあります。

原因によっては自分で直すこともできるため、まずは次の見出しから紹介する原因を参考に調べてみてください。

洗剤や水垢が固着して動きづらい

洗剤や水垢が固着して動きづらい

混合水栓がまだ新しいのにレバーが固着して動きづらいときは、洗剤や水垢による汚れが原因である可能性が高いです。

蛇口についた汚れを落とそうとして洗剤やクレンザーを使ってしまうと隙間に入り込んだり、内部のグリスが減って動きが悪くなる原因となります。

蛇口の汚れを落としたいときはメーカーが推奨している洗剤を使うか、洗剤が隙間に入り込まないように注意しながら行いましょう。

ただ、掃除をしても改善しないときや長年混合水栓を使用しているときは、サビやミネラルといった頑固な汚れが付いている場合も考えられるので次の見出しを確認してみてください。


サビやミネラルの結晶化

混合水栓は本体に錆びにくい素材を使用していることが多いですが、それでも水滴がついたまま長期間放置されていると酸化して錆が発生する原因となります。

ステンレス製の混合水栓に発生するのは主に『緑青』と呼ばれる青緑色の錆で、固着すると完全に落とすことは難しいため全体に錆が広がっているような場合は蛇口本体の交換が必要です。

一方で水道水に含まれるミネラル成分も固着するとレバーの操作に不具合が生じる原因となります。

ミネラルや錆が原因でレバーが動かないときに無理やり操作を行うと、レバーが折れてしまうこともあるので注意しましょう。

水栓ハンドル内部のグリス切れ

水栓ハンドル内部のグリス切れ

出荷時の混合水栓にはハンドルの操作がスムーズに行えるよう、グリスが塗布されています。

ただこのグリスは混合水栓を使いこんだり洗剤で蛇口を洗うことによって徐々に減り、レバーの動作が重く感じるようになってきます。

原因がグリス切れの場合は、グリスを塗布し直すことでレバーの動きを改善することができるため、こちらの『レバー可動部にグリスを塗る』方法を参考にしてみてください。

掃除やグリスの塗布を行ってもレバーの動きが改善しないときは水栓内部の部品が劣化している可能性があるので、次の見出しで紹介する原因をチェックしましょう。


グリスは水栓用シリコングリスを使う

グリスを再度塗布するときは、『水栓用のシリコングリス』を使用するようにしましょう。

工業用など種類によっては人が口にすることを想定されていないグリスもあり、口にすると人体に悪影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。

必ず水栓用・蛇口用と記載のある、人体に害のないグリスか確認してから購入しましょう。

バルブカートリッジの故障

バルブカートリッジの故障

掃除やグリスの塗布などのメンテナンスを行ってもレバーの動きが固いままである場合は、蛇口内部に取り付けられている『バルブカートリッジ』が劣化している可能性が考えられます。

バルブカートリッジは湯水の切り替えや水量の調節などを行う役割がある部品で、故障するとレバーの動作が固くなる以外にも水漏れなどの不具合が発生することもあります。

バルブカートリッジが原因の場合は新しいものに交換することでレバーの動きが改善される場合が多いです。交換方法はこちらの『バルブカートリッジの交換』でご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

万が一バルブカートリッジの交換を行っても症状が改善されないときは、蛇口本体の劣化が考えられるので次の見出しを確認してみてください。


10年以上使っているなら交換も検討

蛇口本体の耐用年数は10年程度といわれており、バルブカートリッジの交換を行っても固着した汚れによってレバーの動きが改善されなかったり、他のトラブルが発生する可能性も考えられます。

トラブルが起きたらその都度部品を交換するとなると手間も費用も掛かってしまうため、大体10年を目安に蛇口本体の交換を検討してみてもいいでしょう。

混合水栓の交換はDIYでも行うことが可能です。交換手順に関しては、こちらの『蛇口本体の交換』の見出しでご紹介しているので参考にしてみてください。


混合水栓レバーの動きが悪い時の修理方法

レバーの動きが悪い原因がグリス切れや内部部品の劣化、水栓本体に問題がある場合は修理作業を行う必要があります。

グリスの塗布や内部部品(バルブカートリッジ)の交換なら、DIY初心者の方でも比較的チャレンジしやすいと思います。

一方で蛇口本体の交換は、手順も多く失敗しやすいので上級者向けとなっています。

自分で修理するか業者に依頼するか迷っている方は、ここでご紹介している修理手順を参考に検討してみてください。

レバー可動部にグリスを塗る

レバー可動部にグリスを塗る

レバー可動部のグリス切れが考えられるときは、再度塗布し直すことでスムーズに操作が行えるようになります。

先ほどもご紹介しましたが、グリスは必ず『水栓用』と記載のあるものを選びましょう。

グリスはホームセンターやネットショップなどで購入することができます。


  • 【準備するもの】
  • ・水栓用グリス
  • ・ドライバー(六角レンチ)
  • ・プライヤー

手順1:作業の準備

グリスの塗布を行う前に止水栓または水道の元栓を閉めます。

止水栓が開いた状態で作業すると、蛇口から水が飛び出て水浸しになることがあるので注意しましょう。


手順2:レバーハンドルを取り外す

レバーハンドルのキャップをマイナスドライバーなどを引っ掛けて外します。

露出したネジをプラスドライバーや六角レンチなどを使ってゆるめ、レバーハンドルを取り外します。


手順3:グリスを塗布する

バルブカートリッジに付いている四角い棒の部分に水栓用のグリスを塗布します。


手順4:レバーハンドルを元に戻す

レバーハンドルをネジで固定して、キャップを取り付けて元の状態に戻します。


手順5:グリスをなじませる

正しく組み立てられたら止水栓を開けて、レバーを数回動かしてグリスをなじませます。

グリスを塗布しても症状が改善されない場合は、内部部品が劣化している可能性が考えられるので、次の見出しでご紹介しているバルブカートリッジの交換を試してみてください。

バルブカートリッジの交換

バルブカートリッジの交換

グリスを塗布してもレバーの動きが直らないときは、蛇口の内部部品である『バルブカートリッジ』が劣化しているかもしれません。

バルブカートリッジは蛇口のメーカーや製品によって異なるものが取り付けらているため、新しいものを購入するときは蛇口に合ったものを選ぶ必要があります。

蛇口に記載されているメーカーや品番を確認し、公式のホームページで調べることで適したバルブカートリッジを確認することができます。

新しいバルブカートリッジが準備できたら、実際にここからご紹介する手順で交換を行ってみましょう。


  • 【準備するもの】
  • ・新しいバルブカートリッジ
  • ・プライヤー 2本
  • ・タオル
  • ・プラスドライバー

手順1:作業の準備

止水栓もしくは水道の元栓を閉めます。開けたまま蛇口を分解すると、水が噴き出して周りが水浸しになるので注意しましょう。


手順2:レバーハンドルを外す

レバーハンドルのキャップをマイナスドライバーなどで引っ掛けて取外し、出てきたネジを緩めてレバーハンドルを取り外します。

混合水栓の種類によってネジの種類が異なるため、専用の工具を準備しましょう。


手順3:カートリッジ押さえを外す

蛇口本体をプライヤーで固定し、もう1本のプライヤーを使ってカートリッジ抑え左に回して外します。

このとき本体も一緒に回ってしまうと給水管がねじれて破損し、水漏れが発生することもあるので必ず本体は固定した状態で行いましょう。

メーカーによっては、専用の固定道具を販売していることもあります。

またプライヤーを使用する際蛇口本体に傷が付いてしまう事もあるので、気になる方はタオルを噛ませておくのがおすすめです。


手順4:バルブカートリッジを交換する

古いバルブカートリッジを取り外し、向きに注意しながら新しいバルブカートリッジを取り付けます。


手順5:部品を組み立てる

3~2の手順で蛇口の部品を再度組み立て、止水栓を開けたらレバーの動作を確認します。

バルブカートリッジの交換をしてもレバーの動きが改善されないときは、蛇口本体の寿命がきている可能性があるため交換も検討しましょう。

蛇口本体の交換方法は次の見出しでご紹介しているので、DIYに挑戦してみたい方は参考にしてみてください。

蛇口本体の交換

蛇口本体の交換

10年以上使用している蛇口のレバーの動きが悪いときは、寿命がきている可能性が考えられるため本体の交換がおすすめです。

混合水栓は『シングルレバータイプ』や『2ハンドルタイプ』『ワンホールタイプ』『ツーホールタイプ』などさまざまな種類が販売されています。

取り付け穴の数やサイズが合っていないと加工作業が必要となり、個人で交換を行うことが難しくなってしまうため部品選びは慎重に行いましょう。


  • 【準備するもの】
  • ・プライヤー
  • ・ドライバー
  • ・バケツ

作業1:作業の準備

水道の元栓を閉めます。開けたまま蛇口を分解すると、水が噴き出して周りが水浸しになるので注意しましょう。

元栓は戸建ての場合敷地内の地面、集合住宅は玄関付近のメーターボックス内にあります。


手順2:配管のナットをゆるめて外す

配管と給水管・給湯管の下にバケツを設置し、ナットをゆるめて取り外します。

取り外す際に管から残留水がこぼれることがあるので、床にタオルなどを敷いておくと安心です。


手順3:蛇口を取り外す

蛇口と台座を固定しているネジをゆるめて外し、蛇口を真上に引き上げて取り外します。

ネジを緩めるときは専用工具が必要になることもあるため、事前に取扱説明書を確認しておくといいでしょう。


手順4:台座を交換する

台座を固定しているネジを緩めて古い台座を取り外し、新しい台座をネジで固定して取り付けます。


手順5:新しい蛇口を取り付ける

新しい台座に新しい蛇口の給水・給湯管、シャワーホースなどを通し、ネジを締めて台座に固定します。

シャワーホースが付いている場合は、一旦すべて引き出してから台座に取り付けるとスムーズに行えます。


手順6:給水湯管・シャワーホースを接続する

給水管・給湯管をそれぞれ間違えないようにナットで固定して接続します。

シャワーホースが付いているときは、シャワーホースソケットを差し込んでから吐水管と接続しましょう。


手順7:動作確認を行う

水道の元栓を開けて実際に水を出し、水漏れがないかを確認しましょう。

水漏れがあるときや作業の途中でわからなくなってしまったときは、無理せずに業者に依頼することがおすすめです。

次の見出しでは業者に依頼する際の作業料金についてご紹介していますので、参考にしてみてください。


混合水栓レバーの修理を業者依頼した場合の料金


ご依頼の流れについて


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蛇口・水栓レバーの修理料金事例

ここでは、生活救急車で実際に対応した蛇口・水栓レバーの修理作業の料金事例をご紹介します。

※作業当時の料金のため、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。


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台所の壁付混合水栓交換

台所の壁付混合水栓交換

台所の混合水栓よりお湯が出ないのと、水側がレバーを動かすと水が漏れるとのご相談をいただきました。

水漏れはケレップが劣化しているものと推測されましたが、お湯が出ないトラブルに関しては原因が特定できませんでした。

総合的に経年劣化によるトラブルと判断し、混合水栓の交換にて対応いたしました。


項目内容 料金(税込)
台所の壁付混合水栓交換 16,500円
防水処理 軽作業 8,800円
LIXIL 部品代 12,430円
合計 37,730円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。


>>>事例の詳細はこちら

 

レバーハンドル故障によるキッチン水栓の交換

レバーハンドル故障によるキッチン水栓の交換

キッチン水栓のレバーハンドルが割れて、テープで固定されている状態でした。

水栓の経年劣化が原因です。使用年数も約15年とのことで所々錆が出ていたため、水栓の交換にて対応いたしました。


項目内容 料金(税込)
台所 混合水栓交換 16,500円
LIXIL 部品代 20,900円
台所 給水管接合部防水処理 軽作業 8,800円
合計 46,200円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。


>>>事例の詳細はこちら

 

水漏れによる台所の混合水栓交換

水漏れによる台所の混合水栓交換

台所の蛇口から水が漏れているとのご依頼をいただきました。

築40年以上の戸建てで、20年前にトイレ、お風呂、洗面所はリフォームしたが台所はそのままとのことでした。

吐水口の根元やクランプ、蛇口付近と多くの箇所で水が漏れているため、水栓の交換にて対応いたしました。


項目内容 料金(税込)
台所 混合水栓交換 16,500円
LIXIL 部品代 20,900円
交換に伴う防水処理 軽作業 8,800円
合計 46,200円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。


>>>事例の詳細はこちら

 
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混合水栓のレバーの動きが悪い・固い原因と修理方法とは?まとめ

今回は、混合水栓のレバーの動きが悪い・固い原因と修理方法をご紹介しました。

レバーハンドルの動きが悪いときは、掃除で解決できるときもありますが、部品の劣化が原因の場合は修理が必要です。

部品や蛇口本体の交換はDIYでも可能ですが、作業に不安がある場合は専門の業者に依頼すると安心です。

生活救急車でも蛇口レバーの修理、交換作業を承っております。現地でのお見積もりから対応しておりますので、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。


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生活救急車 編集部
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少し前から固くなり何とか自分で出来るものかと探してました。丁寧な説明有り難うございました。

手順が1枚の画像にまとまっていて、とても分かりやすかったです。早速、ホームセンターでグリスを買って、カートリッジに塗ろうと思いましたが、錆びとヌメリがひどくて気持ち悪かったので交換することにしました。うちはLIXILを使っているので、部品代や作業料金の目安が分かってよかったです。

動画があれば星五つだったのですが・・・

他社で作業してもらったところ、交換作業で7万円・・・こちらのサイトにある防水処理はありませんでしたし、部品代も私が頼んだところは4万円と高額なようです・・。勉強代だと思い、次からは御社に依頼したいと思います。

使いづらくなった理由がわかってすっきりした。自分でも交換できること、業者さんに蛇口レバーだけの交換でも依頼できることがわかってよかった