カギのサビ取りに重曹を使ってはいけない理由とは！

カギのサビ取りに重曹を使ってはいけない理由とは！

みなさんは、カギのサビ取りや汚れ落としに重曹を使っていませんか？ネットなどで、カギの掃除に使えると紹介されていることがありますが、カギ屋からするとおすすめできません。そこで今回は、カギのサビ取りや汚れ落としに重曹を使ってはいけない理由と簡単なお手入れについてお話したいと思います。

カギ表面に薬品が残る

カギ表面のサビや油分を取り除くために、重曹やクエン酸を使うのはあまりおすすめできません。確かに、重曹やクエン酸を使うと汚れが落ちて、表面上はキレイに見えますが、掃除をしたあとにカギの表面に薬品が残ってしまう可能性があります。

重曹やクエン酸が表面に付着したまま、シリンダーにカギを入れてしまうと、その汚れがシリンダーのピンに詰まってしまい故障の原因になります。テレビなどでよく、掃除アイテムとして紹介されますが、カギのお手入れには不向きです。

正しいカギの掃除方法

それでは、カギを掃除するためにはどのようなお手入れをしたらいいのでしょうか？自分でできることは限られていますが、きちんと自分でできるお手入れ方法はあります。

歯ブラシで表面の汚れを落とす

歯ブラシなどで軽くブラッシングすることで、ある程度、表面の汚れを落とすことができます。ディンプルキーなどの精密なものは、ホコリなどの汚れが溜まることで「カギが回りづらくなった」「固くなった」などの不具合を起こすことがあります。そのため、定期的に汚れを落としてあげることで、不具合を予防することができます。

シリンダーの掃除もおすすめ

カギの不具合を予防して長持ちさせたいなら、シリンダーの掃除もおすすめします。シリンダーの不具合を引き起こす「ホコリなどの汚れ」は、何もしていなくても自然と溜まっていきます。とくに、玄関のシリンダーは外に出ているので、ホコリや砂塵などが室内よりもよく溜まります。

シリンダーのお掃除を自分でされる場合は、カギ穴専用の潤滑スプレーを使ってきれいにしましょう。潤滑スプレーは、よく間違ったものを選ばれる人が多いので、下記のページを参考にしてください。

カギの専門家に聞いてみました！

当社のカギのタレントとしてテレビにも出演している【玉置　恭一】に、カギのサビ取りに重曹を使ってはいけない理由などについて聞いてみました。

私「重曹やクエン酸などを使って、カギを掃除する行為についてどう思いますか？」

玉置「汚れやサビを落とすという行為はいいと思うけど、重曹はおすすめできないな。最終、よくキレイにふき取ることができればいいけど、シリンダーのピンに重曹が詰まってしまう可能性が高いから。」

私「玉置さんが、カギをきれいにしようと思ったらどうしますか？」

玉置「サンドペーパーとかで、きれいにするかな。普通の人には、おすすめできないけど。それに、今のカギは錆びる素材自体を使っているものも少ないから、気にしたことはないかな。」

私「シリンダーの潤滑剤は、差し込むカギの掃除に使えますか？」

玉置「用途が違うから、そんなに効果はないかな。シリンダーのメンテナンスには、使えるけど。」

私「錆びやすいカギはありますか？」

玉置「シリンダーが錆びることはよくあるけど、手持ちのカギで錆びるものはあんまり見たことがないかな。昔のあるメーカーの部品とかは、よく錆びているけど。あとは、メッキが剥がれている部分が錆びているとかくらいかな。」

まとめ

カギをキレイに保つことはいいことですが、重曹などを使うのはおすすめできません。薬品がカギの表面に残って、シリンダーの故障に繋がってしまう可能性があるからです。

カギの汚れを落としたい場合は、薬品などは使わずに、歯ブラシでブラッシングのみすることをおすすめいたします。また、カギの不具合を防いで長持ちさせたい場合は、カギだけでなくシリンダーも、専用の潤滑剤を使ってきれいにすることをおすすめいたします。

生活救急車 編集部

生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
株式会社小学館が発信するライフハックサイト「@DIME」でレスキューなびのお役立ち記事が紹介されました。
生活救急車はフジテレビの「世界の何だコレ！？ミステリー」「林修のニッポンドリル」「おたすけJAPAN」など、数々の"開かずの金庫"のテレビ番組でも取り上げられたことのある会社です。

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