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説明 玄関のドアノブが「固い」「戻らない」「空回りする」などの症状が起きていませんか?そのままにしておくとドアが開かなくなる可能性があるので、早めの修理が必要です。修理は業者に依頼しないといけないと考えますが、ドアノブの種類や故障の状況によっては、自分で修理することができます。そこで、玄関ドアノブが固い、戻らない、空回りするときの修理方法を紹介します。
玄関のドアノブが「固い」「戻らない」「空回りする」などの症状が起きていませんか?
玄関のドアノブの調子が悪くなってしまった場合、そのままにしておくとドアが開かなくなる可能性がありますので、早めの修理が必要です。
修理となると業者に依頼しないといけないと考えますが、玄関のドアノブの種類や故障の状況によっては、自分で修理を行うことができます。
そこで今回は、玄関ドアノブが固い、戻らない、空回りするときの原因と修理方法をご紹介します。
はじめに玄関によく使用される、一般的なドアノブの種類についてご紹介します。最近ではデザイン性重視のドアノブも増えてきて、さまざまなタイプのドアノブがあります。
丸くなっているドアノブを、握って回すタイプのドアノブです。以前は多くの自宅の玄関や会社の出入り口などで使用されていましたが、最近では減少傾向にあります。
あまり複雑な構造ではないので、比較的簡単に修理がしやすいドアノブです。
レバーを上から下に下げることで、ドアを開けるドアノブです。握り玉タイプのドアノブと違ってひねる動作がなく、子供や年配の方でも開閉しやすいのが特徴です。玄関に限らず室内の扉にも多く使用され、最近では握り玉に変わり広く普及しています。
レバーハンドルも握り玉と同様、構造がそこまで複雑ではないので自分で修理を行うことができます。
上下に長いバー状、もしくはブリッジ状の金属の手すりのことをプッシュプルといいます。その手すりを押し引きすることで、扉を開けることができます。基本的に手すりの上下に鍵穴が2つある、ワンドアツーロックが現在の主流になっています。
見た目の良さや使い勝手の良さ、防犯性の高さから最近の玄関ドアノブの主流になりつつありますが、シリンダーとの連携など構造上複雑で自分で修理するのは難しいドアノブですので、業者に依頼することをおすすめします。
サムラッチ錠はグリップハンドルの一種で、縦型のハンドルの上の部分に小さな指を掛ける部品がついています。この部品を親指(サム)で押し下げてラッチを操作するドアノブです。錠前に装飾がされているので、「装飾錠」とも呼ばれています。
サムラッチ錠は最初は動きも軽く操作を行いやすいですが、長年の使用により親指で操作する部分が固くなってしまい、操作がしづらくなるのが欠点としてあげられます。
サムラッチタイプのドアノブもプッシュプル同様、構造が複雑なため、自分で修理を行うのは難しいタイプです。
ドアノブは長く使用していると、色々な不具合を感じることがあります。症状やドアノブの種類によっては、自分でドアノブやラッチを調整することで改善する場合もあります。
そこで、まずはドアノブやラッチの取り外し方をご紹介します。
ドアノブの種類によって取り外し方は異なります。一部の種類のドアノブでは、プラスドライバー以外の工具が必要になることがあります。
また、ドアノブを取り外す場合は、室内側→室外側の順番で取り外します。作業中はドアを開けた状態で行い、ドアが閉まらないように注意しましょう。
握り玉タイプのドアノブを手で左に回してみても外れない場合、細長い棒かプライヤーが必要になります。台座、もしくはドアノブの根元に小さな穴が開いている場合、キリや千枚通しを差し込んで引き抜くか、プライヤーを差し込んで反時計回りに回せば取り外すことができます。
台座にネジ穴が無い場合、台座に開いている細長い穴にマイナスドライバーを差し込み、下から押し上げるようにすると外すことができます。
レバーハンドルの場合は、ドアの根元もしくは台座に取り付けてあるネジを、プラスドライバーで緩めると取り外すことができます。
ラッチを取り外す場合、まずはドアフロント(ドア側面の金属の板)を留めているネジをプラスドライバーで外します。その後、ドアフロントを取り外せば、ラッチとラッチケースを抜き取れるようになります。
ドアノブやラッチの取り外し方がわかったところで、ここからは実際にドアノブが固い・戻らない・空回りするときの修理方法をご紹介します。
ドアノブやラッチ部分にほこりなどの汚れがたまってしまうと、動きが悪くなりドアノブが固く感じることがあります。特に玄関は室内に比べ汚れがたまりやすいので、定期的な清掃を心がけましょう。
掃除の方法はまず、見えている部分の汚れを布で拭き取りましょう。乾拭き(からぶき)で汚れが落ちない場合は、固くしぼったぞうきんなどで清掃した後、乾いた布で水分を拭き取ります。
内部に汚れがたまっている場合は、ドアノブとラッチを取り外してから一つずつ部品を乾拭きしましょう。
ドアノブが緩んでいた場合、ドアノブを操作した時に正しい方向に力が働かないことが原因で、ドアノブが固くなるケースがあります。
このような症状は、緩んでいるドアノブのネジを締め直すことで改善する可能性があります。しっかり押さえながらドアノブが水平になるようにネジを締め直しましょう。
ドアノブを使用していると、経年劣化による摩耗で部品同士の潤滑が減ってしまいます。潤滑がなくなってしまった場合は、ドアノブに潤滑油を注すことで症状が改善する場合があります。
ただし、潤滑油にはドアノブに適しているものと適さないものがあります。使用する潤滑油は必ず、「鍵用」の潤滑油を使用しましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
ドアノブには座とラッチの内部にバネが入っています。ドアノブを操作した時にバネの反発力によって、ドアノブから手を離すと元の位置に戻る仕組みになっています。
ドアノブが元に戻らない・空回りするときは、このバネに原因があると考えられますので、バネの状態をチェックしましょう。バネが外れていた場合は元の位置に戻すことで解消することがあります。
バネが切れていたり劣化によってバネが働いていない場合、バネのみの交換はできません。この場合は、ドアノブの交換が必要になります。
修理法1~3を行っても改善しない場合や、修理法4でバネの不具合の場合はドアノブの交換が必要になります。
握り玉タイプやレバーハンドルタイプのドアノブの場合は、自分で交換を行うのは比較的簡単です。
ただし、交換用のドアノブを購入する際は、メーカーやサイズを調べてから購入するようにしましょう。
以上の4点の確認を必ず行って下さい。
新しいドアノブの用意が出来たら、以下にご紹介する手順に沿って交換しましょう。
ドアノブが故障してしまった原因がわからないときや、自分で修理を行うのが不安な場合は、専門の業者に依頼しましょう。
業者に依頼した場合、簡単な修理で直ることもありますし、ドアノブ交換の場合もドアに合った部品を取り付けてくれます。
ただし、料金は業者によって異なるので、可能であればいくつかの業者に見積もりを依頼して、比較検討するのをおすすめします。その場合、見積もりは無料かどうかの確認を忘れないようにしましょう。
今回は、玄関ドアノブが固い、戻らない、空回りするときの原因と修理方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ドアノブの不具合の場合、部品の清掃やネジを締めなおしたり潤滑油を注すことで改善する場合があります。改善しない場合は、新しいドアノブに交換すると良いでしょう。
ドアノブの種類によっては、自分で簡単に交換できますが、自信がないなどの場合は専門の業者に依頼しましょう。生活救急車では、ドアノブの修理や交換を承っております。見積もり無料でご対応しておりますので、お気軽にお電話下さい。