さまざまな暮らしのトラブルを自分で解決する方法を紹介。
説明 ゴキブリや蚊、コバエなど、家の中に虫が入ってきて困っていませんか?市販の薬剤も売られていますが、火災報知機や化学薬品の臭いがついたり、準備に色々と時間がかかるなどの理由で使えない場合もありますよね。そんなときは、アロマを使って害虫を撃退してみてはいかがでしょうか?
アロマを使って撃退する方法としては、精油を使って害虫が入ってくるところに散布するという方法が、よく用いられています。ハーブなどを買ってきて育てたり、小袋に入れて入り口に吊るしたりする方法もありますが、今回は簡単で手に入り易い、精油を使った撃退方法についてご紹介いたします。
必要なものは、アロマオイル(精油)、精製水または水50ml、無水エタノール5ml、スプレー容器です。
混ぜ合わせるだけなので、簡単ですよね。精製水は不純物が少ない水で、無水エタノールと一緒にドラッグストアなどで売られています。精製水は、水道水の塩素などの成分が気にならなければ、水でも大丈夫です。また、無水エタノールは水に油がなじみ易くするために使っていますが、なければ水でも代用可能です。
アロマなら何でも、どんな虫にでも効果があるというわけではありません。それぞれ、虫が嫌いな香りがあり、適したアロマを選ぶ必要があります。今回は、よく家に入ってくる、ゴキブリ、蚊、コバエに適したアロマをご紹介いたします。
ゴキブリが嫌がる臭いの成分として、オイゲノールがよく取り上げられています。このオイゲノールを多く含んだアロマには、下記のようなものがあります。
スパイスによく使われるものですが、アロマオイルにもなっています。とくに、クローブをつかったゴキブリ対策は色々なところで紹介されているため、知っている人もいると思います。ただし、外からゴキブリが入ってくるのを防ぐのが目的のため、家の中に既にゴキブリが住み着いている場合は、効果はあまり期待できないでしょう。
蚊が嫌がる臭いの成分には、シトロネラールやシトラール、シトロネロールなどがあります。この、シトロネラールやシトラール、シトロネロールを含んだアロマには、下記のようなものがあります。
レモンのことを英語で、「シトロン」といいますよね。蚊は、レモンの香りを嫌うといわれています。ただし、レモン○○と書かれているものでも、シトロネラールやシトラール、シトロネロールの含有量が種類によって変わってくるため注意しましょう。
コバエが嫌がる臭いの成分には、l-メントン、l-メントールがあります。この、l-メントン、l-メントールを含んだアロマには、下記のようなものがあります。
ミントの臭いは、清涼感があるため、コバエが多くなる夏などは涼をとるのにも使えます。ただし、どんなアロマでもいえることですが、特にミントの香りは好き嫌いが強くでるため、使う際は注意しましょう。
アロマを使っても効果がでないことはあります。風が強くて香りが飛びやすい場所や、ゴキブリなどが既に繁殖している場所などでは、あまり効果は期待できません。また、アロマオイルの中には、100%精油由来ではないものがあります。天然成分由来やアロマオイル配合といった文字が書かれているため、勘違いしてしまいますが、それらと100%精油由来のアロマオイルとでは効果が全く違うので注意しましょう。
また、アロマオイルは体にあわない場合があり、また体に触れるとかぶれなどを起こすことがあります。実践する前に、一度アロマオイルの専門店などで相談したり、パッチテストで問題ないか確認されることをおすすめいたします。
今回は、アロマオイルを使った害虫対策についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。場所や条件によっては、効果が期待できない場合もありますが、薬剤などを使うのが不安な人などにはおすすめの方法です。ただし、アロマオイル自体も、取り扱いに注意する点があるため、実践する際はアロマオイル自体の使用方法や注意点をしっかり確認してから実践するようにしましょう。