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トイレの床の水漏れを修理する方法

さまざまな暮らしのトラブルを自分で解決する方法を紹介。

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自己解決トイレの床の水漏れを修理する方法

説明 いつもトイレの床が濡れている、時々水たまりができている、どこからか水が漏れて床が水浸しになるなど、床に水が漏れているトイレを修理する方法です。水が漏れている場所を確認する方法、水漏れしている箇所を調整または交換する方法、作業する際の注意点などを紹介しています。

トイレの床の水漏れの修理方法の流れ

トイレの床に水漏れしている場合の対処方法は、大きく分けて2つです。
1:水が漏れている場所を確認する
2:水漏れしている箇所を調整・交換する

【1:水が漏れている場所を確認する】
床に溜まっている水を拭き取ってから、下記の3箇所に雑巾を置いて、トイレを使わない状態で10分ほど待ちます。
1:止水栓の下
2:タンクの下
3:便器のまわり
塗れている雑巾のある場所が、水漏れを起こしている場所の可能性が高いです。

【2:水漏れしている箇所を調整・交換する】
水漏れしている場所が特定できたら、その箇所を調整、または、部品の交換をしましょう。
ナットの緩みなど、軽度な水漏れ、フランジの損傷などの重度な水漏れなど、症状によって、対処方法が異なります。



トイレの水漏れ修理で使用する道具

・雑巾
・作業着
・ゴム手袋
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ



床に水が漏れているトイレの修理手順

【1:水が漏れている場所を確認する】
まずは、床に溜まっている水を拭き取ります。
下記の3箇所に雑巾を置いて、トイレを使わない状態で10分ほど待ちます。
1:止水栓の下
2:タンクの下
3:便器のまわり
塗れている雑巾のある場所が、水漏れを起こしている場所の可能性が高いです。
10分経っても、雑巾が濡れていない場合は、一度、流してみましょう。
流した後で、雑巾が濡れていれば、その雑巾の付近で水漏れしている可能性が高いです。
水を流しても、雑巾が濡れていない場合は、「水漏れ」ではない可能性もあります。
「結露」や、「お小水」などが原因の可能性もありますので、まずは、誰も使用しない状況で、水漏れを確認してみましょう。

【2:水漏れしている箇所を調整・交換する】
まずは、トイレの止水栓で、水を止めましょう。
水漏れしている箇所によって、対処方法が異なりますので下記を参考にしてください。
<1:止水栓の下>
給水管の水漏れは、まず、ナットを増し締めしてみましょう。それでも水漏れが止まらないようであれば、パッキンが老朽化している可能性があります。必ず、止水栓を閉めた状態で、パッキンの交換をしましょう。
止水栓から水漏れしている場合は、、玄関先の元栓を閉めて、止水栓の交換をしましょう。この際、止水栓や、給水管が折れることがありますので、細心の注意が必要です。
<2:タンクの下>
タンクの下の水漏れといっても、給水管とタンクの接続部分から水漏れしている可能性があります。
給水管とタンクの接続部分を確認し、そこから水が漏れていることが確認できた場合は、ナットを増し締めしましょう。それでも、水漏れが止まらない場合は、接続部分のパッキンの交換をしましょう。この際、必ず、止水栓を閉めて作業しましょう。
タンク下から水漏れしている場合は、タンクと便器の接合部分にある排水弁用パッキンが老朽化している可能性があります。その際は、止水栓で水を止めて、タンク内の水を流してから、便器からタンクを外します。その後、新しい排水弁用パッキンを交換し、タンクを便器に取付けます。密結ボルトが錆びている場合は、密結ボルトの交換もしたほうがよいでしょう。
<3:便器のまわり>
便器まわりの水漏れは、タンクをつたって便器まわりに水が流れている可能性と、水を流したときに、床と便器の間から水漏れしている可能性があります。
タンクをつたって水漏れしている場合は、タンクに原因があることが多いですので、水漏れしている箇所を確認しましょう。
床と便器の間からの水漏れは、フランジの損傷、または、ガスケットの老朽化が原因の可能性が高いです。
フランジやガスケットの交換は、トイレの脱着が必要です。
トイレの脱着は、まず、止水栓を閉めて、便器内とタンク内の水を全て流しておきます。
止水栓を閉める際、腐食している止水栓は、折れやすくなっていることがありますので、細心の注意が必要です。
次に、タンクから、給水管を外します。この時、給水管内の水が、こぼれてくることがありますので、気をつけましょう。
その後、タンクの下の、密結ボルトを外し、トイレのタンクを便器から外します。
タンク内にわずかに残った水も、床にこぼれないように、流しておき、その後、タンクを養生シートの上に置きます。
トイレの便器のボルトを外し、床から、便器を外します。ボルトの設置箇所は、便器によって違いますので、確認が必要です。
フランジが割れていたり、グラグラしている場合は、排水管からフランジをきれいに取り除きます。この際、割れたフランジが、排水管の中に落ちないように注意しましょう。その後、新しいガスケットを取付けます。使用していたガスケットに損傷がない場合でも、一度、使用したガスケットは、粘着力が弱まるため、交換が必要です。放置しておくと、床と便器の間の水漏れに繋がります。
ガスケットを取付けた後、便器を取付けます。便器がずれないように、最新の注意が必要です。
ボルトを締めて、便器を固定したのち、タンクを取付けます。この際、タンクの密結ボルトや排水弁パッキンが腐食していたり、破損している場合は、交換が必要です。
タンクと止水栓をつなぐ、給水管を取付けた後、ゆっくりと、止水栓を開けます。ボルトやパッキン周りの水漏れが無いか、確認します。
漏れている場合は、付け直しになりますので、注意してください。



トイレの水漏れ修理の作業をする際に注意すること

作業時の注意点として気を付けることは、階下漏水を防ぐことです。
特に、タンクの中を作業する際は、必ず止水栓を閉めましょう。
水が床に漏れた場合に備えて、雑巾やバケツを用意することも必要です。

また、タンクの中は、様々な部品があります。不用意に作業すると、かえって不具合を起こすこともあります。
特に、給水まわりは、階下漏水にもつながりかねないので、細心の注意を払いましょう。
交換や修理は、ある程度の経験や知識が必要になりますので、対応できない場合は、信頼できる水道屋へ相談しましょう。



トイレの床の水漏れはどうして起こるのか・・・

トイレの床の水漏れの原因は、部品の劣化、または、不具合が挙げられます。
給水まわりのパッキンや、タンクと便器の接続部分の排水弁用パッキンは、水に溶けることがあるため、経年劣化で水漏れを起こします。
また、給水管まわりのナットの緩みなどで、水漏れすることもあります。
床と便器の間からの水漏れも、部品の劣化などが原因です。



床に水が漏れているトイレにはこんな解決方法も・・・

給水管まわりは、水漏れ用のテープで、応急処置ができることがあります。作業時は、必ず止水栓を止めて、作業しましょう。

生活救急車 編集部
生活救急車 編集部
生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
株式会社小学館が発信するライフハックサイト「@DIME」でレスキューなびのお役立ち記事が紹介されました。
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