さまざまな暮らしのトラブルを自分で解決する方法を紹介。
説明 結露の放置によるトラブル解消法をご紹介します。
窓ガラスとサッシの間のゴムパッキンや窓枠などに生えやすいカビの原因は、空中に浮遊しているカビの胞子で、増殖する条件が揃ってしまうことで、繁殖してしまいます。
窓に発生するカビの主な原因は、部屋の中に浮遊するカビの胞子が付着して増殖することにあります。
付着しただけでは目立つことはありませんが、結露などの水分がカビの繁殖を増徴し目立つようになりますので、結露が発生しやすい冬には、早めの対策が必要になります。
発生したカビを放置してしまうと、どんどん掃除が大変になってしまうのはもちろん、カーテンや周囲の壁まで黒くなって広がり、そこにダニが発生したりするため、ぜんそくやアトピーの原因にもなってしまうと言われていますので、小さなお子さんのいる家庭では特に注意が必要です。
カビ除去のポイントは、汚れを落とすだけでなく、菌も殺すことが大切です。
カビは水分が好物なため、ただの水拭きだけではむしろ増えてしまいかねませんので、洗剤やエタノールを使用した掃除をしましょう。
発生したばかりのちょっとしたカビには、中性洗剤を吹き付けて少し置いてからよく拭き取ることできれいになりますが、それでも落ちない頑固なカビには、水に濡らしたキッチンペーパーを窓ガラスに貼り付けて、その上からカビ取り剤をスプレーし、しばらく置いて雑巾で拭き取ってから、消毒用のエタノールを吹き付けます。
また、クエン酸や重曹を使う場合は、二種類を混ぜたパウダーをまぶし、泡が立つ程度に水を噴きつけてしばらく置いてから雑巾で拭き取り、しっかりと乾燥させます。
小さなお子さんやペットがいる家庭で薬剤を使用することに抵抗があるという場合は、スチームクリーナーがおすすめです。
カビは50度以上の熱に数秒さらされることで死滅しますので、高熱のスチームによってカビを殺菌除去することができるのです。
高温のスチームを数秒~数十秒かけた上で、乾いた雑巾で蒸気から発生した水分を拭き取るようにしましょう。
カビを除去するにあたって必要な道具は、カビを取り除くためのものだけでなく、飛散するカビや強力な洗剤から目や肌などを守るためのものも必要です。
水拭き・乾拭きするための雑巾はもちろん、洗剤が垂れないよう貼り付けたり拭き取りにも使えるキッチンペーパーに、洗剤の蒸発を防ぐラップ、水や洗剤を吹き付けるためのスプレーボトル、付け置きする際にはタイマーもあると便利です。
他には、空中に飛散するカビや洗剤から身を守るマスク、強力な洗剤から手を守るゴム手袋、目を守るにはメガネやゴーグルを用意すると良いでしょう。
軽いカビなら水拭きだけでも除去できますが、落ちない場合は中性洗剤やクエン酸を使用したり、より頑固なカビにはより強力な薬品や漂白剤等が必要になります。
窓ガラスのカビを除去するのには、主に家用の中性洗剤やクエン酸と重曹を混ぜたものなどを使用して拭き取り、カビの発生自体を抑えるために消毒用エタノールが使われます。
頑固なカビやゴムパッキンには、カビ取り剤や塩素系の漂白剤が使われますが、漂白剤を塗りつけてしっかりとカビに定着させるため、片栗粉と混ぜて使うといった方法もあります。
窓ガラスの頑固でなかなか取れにくいカビも落とせる、効果的な除去方法があることを知って、ピカピカの窓に仕上げましょう。