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愛知県高浜市のローカル情報

「瓦（かわら）」の町、高浜

愛知県高浜市は三州瓦が作られ、全国的にも知られています。　島根県で生産されている石州瓦、兵庫県淡路島で生産される淡路瓦と並んで日本三大瓦の一つです。生産量は全国1位を誇っています。瓦の町というだけあって、高浜港駅前には総重量４トンもある巨大な三州鬼瓦のモニュメントがあり、訪れた人を驚きとともに出迎えてくれます。三河地区で採れた良質な粘土を使って、鬼師たちが丹精込めて作った鬼瓦は、日本国内に留まらず世界中でも評価が高く知られています。高浜市郷土資料館には昔からの鬼瓦が展示されていたり、古文書などもあったりと三州瓦の歴史を知ることができます。また、市内にある「かわら美術館」は、瓦をテーマに展示品を集めた日本でただ一つの美術館で、国内外からたくさんの瓦を集め展示していたり、実際にロクロを回して焼き物作りを体験したりすることができます。子供から大人まで幅広く楽しめる美術館で是非立ち寄ってみることをおすすめします。

千本桜で有名な愛知県高浜市の「大山緑地」

愛知県高浜市にある「大山緑地」は、衣浦湾や市街地を見渡すことができる高台にあります。大山緑地の特徴が桜の木です。約1,000本ものソメイヨシノが咲き誇るその光景は「千本桜」として市民からは親しまれており、多くの観光者が訪れています。ソメイヨシノの他には「淡墨桜」がいち早く咲くため、ソメイヨシノが開花する少し前に訪れるとわかりやすいです。3本しかない木ですが、それでもしっかりと存在感があります。開花時期になると桜がライトアップされるため、18時以降に訪れると昼間とはまた違った雰囲気を楽しめます。ライトアップ期間は3月下旬から4月上旬となっていますが、この期間内は駐車場がかなり混雑するので注意が必要です。せっかく訪れたのに駐車できなかったということもあるため、大山緑地を訪れる際は公共交通機関を利用する方法が良いです。名古屋鉄道三河線三河高浜駅から徒歩で10分の距離にあるので、大山緑地で桜を満喫したいなら知っておいて損はありません。

三州瓦の生産地である愛知県高浜市で瓦の置物をゲットしよう！

愛知県高浜市は、衣浦港の東側にある市で、古くから三州瓦の生産地として有名なところです。三州瓦と言えば、石州瓦、淡路瓦と並んで日本三大瓦の一つとして知られており、今でも日本で生産される瓦の大部分を占めています。三州瓦は、キメが細かく、かつ、カオリンを多く含んでいる粘土から作られているため、「肌が美しい」と形容されます。瓦造りに適した粘土を愛知県高浜市では多く産出していましたが、現在では都市化が進んだことにより、原料の確保が難しくなってきています。そのため、瀬戸市などの近隣から粘土を採取したり、不良品を壊して原料をリサイクルする活動も行っています。愛知県高浜市に来たらやはり三州瓦のお土産を購入したいところです。おすすめは、高浜市観光案内所ONI-Houseで、こちらでは瓦で作られた置物の販売をしています。こちらの揚げパンは大人気なので、瓦の置物の購入ついでに、お腹を満たすのも良いでしょう。もし高浜市まで出向くことができない場合は、ネットで三州瓦の小物を購入することができます。新東株式会社の「良縁鬼願」守は、鬼瓦を作る鬼師が製作しているお守りで大変評判となっています。

高浜のグルメ情報

愛知県高浜市は三州瓦が作られる街です。三州瓦にちなんで作られた「瓦せんべい」をおすすめします。素朴な味の「瓦せんべい」は、個包装なのでお土産でちょっと配るのにも最適です。「玉子入り落花」味も人気があります。そして、高浜と言えば、忘れてはならないのが「とりめし」です。高浜のとりめしの歴史は明治時代にさかのぼります。日露戦争に出征した加藤弥七氏が、にわとりの孵化技術を日本に持ち帰り、吉浜地区は養鶏業が一気に盛んになりました。卵を産まなくなった成鶏が増えたので、それを食べることが広まっていきました。鶏の食べ方のひとつに「とりめし」があります。高浜のとりめしは、特製たまり醤油、砂糖などで味付けし、細かく刻んだ鶏肉を水なしで炊いて、白米と混ぜ合わせます。味がしみ込み美味しく、鶏のエキスが凝縮された混ぜご飯となっています。高浜には、高浜とりめし学会があります。2010年に街をとりめしで盛り上げるために発足し、市内の飲食店をとりまとめたり、鶏肉を使ったメニュー開発、イベントなどを企画運営しているのも面白いですね。

様々な瓦について知ることができる愛知県高浜市の「かわら美術館」

愛知県高浜市の「かわら美術館」は、日本でただひとつの瓦の美術館です。正式名称は「高浜市やきものの里かわら美術館」となっており、高浜市が三州瓦の産地として知られていることから建設されました。1995年に開館したかわら美術館は、三州瓦だけではなく瓦文化全体について学べるようになっています。常設展示されている瓦だけではなく様々な展覧会も開催されており、陶芸だけではなく写真や絵本の原画をテーマにしたものもあります。かわら美術館の入り口には実物大のシャチホコが展示されており、来館者を出迎えてくれます。かなり存在感があるので、アクセスの際にはこれを目印にするとわかりやすいです。川原美術館へ行く場合は、電車では名古屋鉄道三河線の「高浜港」駅で降りて、徒歩10分の距離になります。このほかにも市内循環バスの「いきいき号」の港コースで「かわら美術館前」で降りてすぐの場所にあります。瓦専門という珍しさもあり、多くの観光者が訪れる美術館です。

愛知県高浜市の観光スポットと言えば、かわら美術館と森前公園！

愛知県高浜市は良質な粘土が採取できることから、古くから窯業が盛んな地域であり、こちらで生産されている三州瓦は全国的にも大変有名です。高浜市青木町に、瓦をテーマにした高浜市やきものの里かわら美術館が、1995年にオープンしました。瓦の歴史や生産工程を学ぶことができたり、外国の瓦事情につて学ぶことができる、日本で唯一のかわら美術館ということで、愛知県高浜市の観光スポットとなっています。かわら美術館は、瓦を全国に運んだ千石船をモチーフに設計された、とてもユニークな建物となっています。エントランスにはいきなり瓦でできた大きなシャチホコが出迎えてくれるので、入る前から否応無しにテンションが高まります。美術館の面白いところは、様々なイベントが催されていて、来館者参加型の美術館になっているところでしょう。例えば、実際に粘土を捏ねて茶器や花瓶を作ることができる陶芸・絵付け体験や、電動ロクロ教室などがあります。美術館の前には森前公園があり、こちらには瓦でできたオブジェクトが沢山ありますので、それを見つけながらの散策も最高です！

おまんと祭り

愛知県高浜市で毎年、春日神社をはじめとして市内の神社で10月になると行われる「おまんと祭り」。丸太で円く組み合わされた馬場の中めがけて、背中の鈴や造花とともに駆け抜ける馬に若者が意を決して飛び乗り、人馬一体となり駆ける勇ましいお祭りです。高浜各神社で行われる「おまんと祭り」は全国的にもよく知られていますが、その中でも特に、春日神社の「おまんと」は別格で高浜市の指定無形民俗文化財として大切に守られてきました。1803年から続いている「おまんと祭り」は、馬の背に神霊が宿るとされる「よりしろ」という飾りをのせ、とりどりに飾られた馬具を背負った馬を社寺に奉納する「馬の頭（馬の塔）」という儀式が派生したと考えられています。高浜に多い雨乞いの祭礼の一つでもあります。馬が目の前で疾走する姿はとても迫力があります。「おまんと祭り」は2日間にかけて行われ、神社の中を人と馬が疾走します。祭り期間中、シャトルバスが運行されるので、便利です。また、神社内にはたくさんの屋台も出るのでお腹も満たしながらお祭りを眺めることができます。

愛知県高浜市で観光をするならまずは「ONI-House」へ

愛知県高浜市の「ONI-House」は、高浜市の観光案内を受けられる場所です。役割としては観光案内所なのですが、それ自体がひとつの観光スポットとしても成り立っています。ONI-House自体は少しわかりにくいところにあり、かわら美術館の第3駐車場から奥へ行くと見つかります。他の代表的な観光スポットに比べてアクセスしにくい印象があるのか、基本的に空いている印象です。その分、いつでも気軽に利用できると考えればメリットにもなります。瓦の土産品や植木鉢などが扱われており、巨大鬼瓦の制作を紹介したパネルや、無料休憩コーナーもあります。そのためONI-Houseを目的地として観光するよりは、他の観光スポットを訪れる際の休憩所として活用されています。コンテナハウスの前には小さな庭が作られており、ここも瓦を活用した特徴的なものです。園芸をしている人なら植木鉢が必見なので、愛知県高浜市の観光時にはONI-Houseは活用したい場所のひとつになります。

愛知県高浜市の総氏神である春日神社に行ってお祭りを見物しよう！

もし10月の第一土曜日・日曜日に愛知県高浜市に行く予定があるなら、春日神社で行われる「おまんと祭り」を見逃さないでください。春日神社は、高浜市一帯の総氏神であり、創建された年は不明ですが、武甕槌命を含む7柱が祀られている大変由緒正しい神社です。こちらで毎年開催される「おまんと祭り」では、直径約36mの馬場の中を疾走する馬の背に、若い男衆がしがみつくお祭りです。「おまんと」は「御馬頭」から来た言葉で、黒い馬に必死でしがみつく事によって、雨乞いをしたという言い伝えがあり、今でも地域の人は、この神事を大切に受け継いでいます。走っている神馬にしがみつくのは、並大抵の事ではなく、時には馬から振り落とされたり、蹴られたりする大変危険なお祭りです。しかしその必死な男衆の勇姿を見よと、愛知県高浜市内だけでなく、その他の地域から多くの人が見物にやってきます。春日神社は名鉄三河線の三河高浜駅から徒歩で約5分のところにあります。おまんと祭り当日は無料のシャトルバスも出ていますから、春日神社までのアクセスが大変良いです。熱気伝わる神事を見に、ぜひ春日神社に訪れてみてください。

愛知県高浜市の鬼みちまつり

愛知県高浜市の名鉄高浜港駅から三河高浜駅にかけての4.5キロの道のりは、「鬼みち」と呼ばれる散策コースになっています。この道のりは「新日本歩く道紀行100選」や「美しい日本の歩きたくなるみち500選」などにも選ばれているほどで、通り沿いに建つ民家や寺社の屋根や壁面、道路などに造られた鬼瓦・飾り瓦を楽しむことができます。散策コースには他にも見どころがたくさんあります。名鉄高浜港駅近くのニコニコ鬼広場にあるのは日本一大きい古代鬼面です。4メートルという巨大な瓦の鬼面は見るものを圧倒し、記念撮影するのにも最適です。また、かわら美術館近くある8メートルもの高さの衣浦観音像も見ごたえ十分です。散策コースは、事前予約をすると鬼みち案内人の会スタッフの方が案内もしてくれます。そして10月になると開催されるのが「鬼みちまつり」です。期間中は、2,000個ものランプシェードが美しく飾られ、ステージ上で楽しいパフォーマンスなども催されます。

愛知県高浜市にある大山緑地は桜と狸の名所

愛知県高浜市の観光名所の中で、大山緑地は高い知名度を誇っています。大山緑地は高台に位置している公園のため景観が非常によく、愛知県高浜市の市街地だけでなく衣浦湾まで見渡せる点が魅力です。そして、大山緑地は桜の名所としてもよく知られており、およそ1,000本のソメイヨシノを楽しめます。1,000本ものソメイヨシノから、大山緑地の桜は千本桜とも呼ばれており、お花見の特集では頻繁に取り上げられるスポットです。そして、大山緑地の敷地内には大タヌキと呼ばれる巨大な狸の像があり、こちらは高さ5.2メートル、胴回り8メートルの非常に立派な像です。また、大山緑地には大タヌキ以外にも多数の狸の焼き物があり、様々な狸の姿を見られる点も魅力です。自然が豊かな大山緑地の中には春日神社があり、こちらは徳川家康が参拝したとの記録も残っています。正確な創建の時代などは記録に残っていないものの、高浜の総氏神でもあり、非常に由緒ある神社です。

愛知県高浜市の三州瓦

三河地方にある愛知県高浜市。この愛知県高浜市は、良質の粘土が産出されます。そのため窯業が非常に盛んで、特に三州瓦が有名です。また、この高浜市やきものの里かわら美術館は、全国でただ一つのかわらをテーマにした珍しい美術館です。この三州瓦は、石州瓦・淡路瓦と並んで日本三大瓦の一つと言われています。20世紀半ばまでは東三河でも、この三州瓦は生産されていました。しかし現在では、西三河が三州瓦の生産の中心となっています。この三州瓦の生産の歴史は古く、発掘調査で奈良時代から平安時代にかけて、壺や皿とともに瓦が焼かれていたことが判明しています。また鎌倉時代に入ると、この地で焼かれた瓦が東大寺の大仏殿などの伽藍に使われたといわれています。明治時代に入ると一般の民家にも使われるようになり、瓦の需要は急増。農業従事者が副業として瓦を製造するようになったと言われています。その後も生産性の向上などで全国的なシェアを伸ばしています。

かわら美術館は愛知県高浜市にある瓦の美術館

全国には様々な美術館がありますが、愛知県高浜市の高浜市やきものの里かわら美術館は非常に珍しい、瓦をテーマにした美術館です。国内外の瓦や焼き物に加えて、瓦や焼き物が関係している版画、絵画などの美術品が展示されています。また、陶芸創作・絵付体験や創作イベント講座など、陶芸に触れたことがない人に向けて陶芸の体験教室を提供しているのも見逃せないポイントです。愛知まちなみ建築賞を受賞するなど、美術館の建物自体が高い評価を受けているのも大きな特徴です。建物は、日本を代表する建築家である内井昭蔵が手がけており、江戸時代から明治時代にかけて用いられていた千石船をモチーフに作られています。高浜市やきものの里かわら美術館の前には森前公園があり、こちらは美術館にあわせる形で設計された公園です。森前公園は海をモチーフにして作られており、魚など海の生き物をあしらった瓦が使われているなど、芸術的な見どころが多いのが魅力です。

愛知県高浜市で生産される三州瓦と龍のモニュメント

愛知県高浜市は瓦の生産地として知られており、生産されているのは三州瓦です。島根県の石見地方が原産地である石州瓦、兵庫県の淡路島が原産地である淡路瓦と並んで、三州瓦は日本三大瓦の1つに数えられています。愛知県高浜市は三州瓦の生産量が日本一であり、市内には瓦に関係するオブジェなどが多く見られるのが大きな特徴です。瓦に関係する名所が多い愛知県高浜市の中でも、有名かつ巨大なのがたかびれ公園にある龍のモニュメントです。愛知県高浜市には蛇抜伝説と呼ばれる伝説が残っており、この伝説をモチーフに制作されています。三州瓦を扱う職人、三州鬼師により制作された瓦の巨大龍は非常に大きく、愛知県高浜市を代表するスポットの1つです。たかびれ公園のすぐ近くに位置しているのが吉浜神明社であり、こちらは天照大神を祀っている神社です。吉浜神明社は、愛知県高浜市の指定無形民俗文化財である射放弓が実施されることでも知られており、こちらは武者姿の若者が白羽の矢を放つ儀式です。

愛知県高浜市「観光案内所　ONI-house」

愛知県高浜市にある「観光案内所　ONI-house」は地元の情報を知るだけではない楽しみ方を提供します。観光案内所というとどのようなイメージを持つでしょうか？ONI-houseでは高浜の自慢の一品をさまざまに揃えた観光案内所で、お土産用の瓦や瓦を使った小物・植木鉢の販売、そして高浜らしいお菓子の販売もおこなっています。注目したいのは地元の学校給食と同じパンを使った揚げパンの販売があることでしょう。懐かしい気持ちで頬張るもよし、散策のお供に購入するも良しの地元フードとして愛されています。観光案内所が観光スポットとしての役割も果たしているので、こちらに立ち寄るだけでも楽しめるのが嬉しいですね。高浜港駅から徒歩5分の場所にありますが、やや場所がわかりにくいとの声もあるので、観光の際は慌てずにゆっくりと地図などを確認しましょう。休館日は毎週月曜日と年末年始で、9：00～17：00（飲食は16：30分まで）まで開いています。